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俺は狂ってますか?
12
 

「ねぇ、金髪君」

「は?」


あ……
思わず金髪君って言っちゃった……
まぁいいか。


「金髪君も生徒会役員なの?」


俺の質問に金髪君は
顔をヒクヒクと痙攣させる。

大輝はというと、お腹を抑えて
笑うのを必死に堪えているようだ。

金髪君ってのがそんなに
面白かったのかな……?


「金髪君って……ププ……」

「笑うんじゃねぇよ……」


笑いを堪えられない大輝に、
金髪君は不機嫌そうな低音の声を発する。


「大体お前も初対面の奴に、
金髪君とか普通言うか?」

「だって名前知らないし」


大輝が潤って呼んでたのは
知ってるけどね。


「あんたとか、お前とか、君とか、
呼び方位いくらでもあるだろうが。
何処の世界に初対面の奴を
金髪君呼ばわりする奴がいるんだよ」

「此処にいる」

「……………………」


なんで無言になるかな……


「面倒臭い」

「え?」

「もういい俺は生徒会の会計で名前は片桐潤三年だ因みにこの金髪は地毛だ今度そんなふざけた名前で呼んでみろぶん殴っからな後他に質問はないよな?」


金髪君……基片桐潤は、
息継ぎを一回もせずに
早口でまくし立てるように喋ってきた。

聞きたいと思ってた事、
聞かなくても答えてくれるなんて、
なんというか、有り難い人だね。







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あきゅろす。
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