俺は狂ってますか？
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裕は俺の従兄弟で、
この学園の理事長である
叔父さんの息子だ。
昔から神経質なトコあったから、
いつまで経っても俺が来ない事に
ｲﾗｲﾗしてるんだと思う。
ま、俺の従兄弟かもしれないってだけで、
本当に裕かどうかは分かんないしね。
此処は黙っておくに限るでしょ。
だって裕の事言ったら、
間違いなく怒りの矛先俺に向くし。
「でも、俺だって電話で、
八つ当たりされたんだよ？」
「お前の事だから
直ぐに切り上げたんだろ？ どうせ」
「今度は何？
潤が俺に八つ当たり〜？」
「ﾊｯ……俺が言ってんのは、
昼間っから盛ってる暇あるんだったら、
仕事しろって話だよ」
「潤だってサボってたりするじゃん」
「やる事はやってるぜ？
お前と違って」
俺はそんな不毛な争い……
というか口ゲンカ？を、
止めもせずに眺めていた。
「大体潤だってもう今日は、
サボりなんでしょ〜？」
「俺は今日の仕事は全部終えた」
「うわ〜、会長かわいそ〜」
聞いてて思ったんだけど、
この話の内容から察するに、
金髪君も生徒会役員な訳？
見た目不良っぽいのに？
俺は既に裕の事よりも、
そっちの方が気になって仕方なかった。
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