俺は狂ってますか?
4
矢継ぎ早に繰り出した質問に、
大輝は顔を歪ませる。
「聞かないで……」
頭を抱えて、
首を振る大輝を見た瞬間、
俺のS心に火が付いた。
少し虐めちゃおうかな……
「ねぇ、大輝……」
「ん? って……え!?」
俺は大輝をまたも押し倒した。
「ちょっとからかうつもりだったけど、
予定変更ね?
下で乱れる大輝も見たいかも」
そう言いながら、ニッコリと微笑めば、
大輝は俺が押さえつけている手を
剥がそうともがいてくる。
けど残念ながら、
離してはやらないよ?
もっと嫌がる表情が見たいからね。
その内、もがく事を諦めたのか、
大輝は抵抗を止めた。
「抵抗しないの……?」
怪訝な表情で問えば、
大輝は黒い笑みを浮かべる。
「もう止めた」
その言葉と同時に、
体勢をひっくり返され、
今度は俺が押し倒される。
「本当は無理矢理は
好みじゃないんだけど、
風海がそうくるなら、
俺もそれなりの対応をしないとね」
あ〜……からかいすぎた?
.
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