俺は狂ってますか？
3
しばらく無言が続く――…
「ﾌﾞｯ！ アハハハハ!!」
かと思いきや、
そいつは腹を抱えて
思いっ切り笑い始めた。
俺、面白い事言ったつもりは
無いんだけど……
「君面白い！」
「どこが？」
「人をおちょくってくるとこ」
「普通怒らない？」
「俺も似たようなとこあるから」
まぁ確かに同じ匂いを感じるな……
「泊まるとこある？」
「無い」
「俺の部屋来る？」
お？ 言ってもらえるなんてラッキー♪
「いいの？」
「最初から、
そのつもりだったんじゃないの？」
あらら、バレてるし。
でもある意味好都合だったかな？
「バレてた？」
「品定めされた時点でね」
品定めって……
「じゃあ行こ」
そいつが歩き始めたから、
俺はその後を追いかける。
なにはともあれ今日の寝床はゲット！
．
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