[携帯モード] [URL送信]

俺は狂ってますか?
19
ジーッと裕を見つめる。

俺は譲らないよ?


「ひ〜ろ〜む?」


トドメとばかりに名前を呼んでやると、
裕は大きなため息を吐いた。

ため息吐くと
幸せ逃げるって言うのになぁ……

あ、俺のせいか。

渋々といった様子で
立ち上がる裕に満足し、
俺はベッドに横になる。


「今用意するから待っててくれ。
色々あるけど何が良い?」

「色々って?」

「………………風海が来ると思って、
色々買い込んで置いた」


あら。


「ん〜、じゃあ何でも良いよ?
裕の好きな物とか……
裕も食べるでしょ?」


只今の時刻は午後6時27分、
小腹が空いてくる時間帯だろうと
予測をつけ、聞いてみる。

すると裕は俺の予想の
斜め上を行く返答を返してきた。


「俺の好きなもの…………風海」

「エビピラフで良いよね?」


本気で俺をヤり殺す気? この子は。







[*BACK][NEXT#]

19/22ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!