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俺は狂ってますか?
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涙が滴り落ちる目元に口づけ、
ペロリと舐めあげる。

すると裕は驚きに目を見開いた。


「泣き虫は嫌いだよ?」


フフッと笑いながらそう告げれば、
裕は慌てて目元を拭う。

これはこれは……


「裕ってば本当に俺の事好きだねぇ……」

「…………っ、当たり前だっ!!」


感慨深く呟くと裕は声を荒げ、
詰め寄ってきた。

先程までの儚さ等、
最早微塵も感じられない形相だ。


「だから俺は……!」

「はい。ストーップ」


語り出しそうな勢いの裕の唇に
人差し指を当て止める。

長い話は嫌いなんだよね。


「俺ねぇ……お腹空いた」

「は?」

「だからお腹空いた」


食事(カップ麺だけど)をする間もなく、
裕の部屋に来た為、
俺は昨日の夜から
何も口にしていないのだ。

お腹空くのも当たり前。


「風海……っ」

「俺がお腹空いたって言ってるのに、
裕は無視するの?」

「…………!」


まだ先程の話を引き摺っているらしく、
裕はかなり不満げだ。

肝心な事何も言ってないから、
当たり前と言っちゃ当たり前だけど。







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あきゅろす。
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