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下僕達の憂鬱
2
眼鏡美形と赤髪が
俺の事をジッと見てきている。

う〜、見られてんの結構辛い……


「へぇ〜、なかなか可愛いじゃん」

「はい?」


俺の事を可愛いだなんて言ったのは、
赤髪の方だ。

俺って可愛いか……?
どう考えたって
可愛くはないと思うんだけど……


「こら、ディグム、
ケイツ君が困ってるだろ?」


首を捻る俺の心境を察してくれたのか、
眼鏡美形が赤髪の事を諌めてくれた。

赤髪がディグムで、
眼鏡美形がライヴァンスね……
覚えとこ。

俺がそんな事を考えていたら、
ライヴァンスがいつのまにか
目の前にいて、
俺の手を握っていた。

い、いつのまに……(汗)


「すみませんね。
ディグムは単細胞で、
下半身バカなんですよ。
栄養がどうやら全部、
下半身に行ってしまったらしくて。
だからケイツ君、気を付けて下さい。
君は可愛いですから、
襲われかねません」


え〜と……凄い毒吐いてるとか、
俺が襲われる意味が分からないとか、
色々ツッコミたいとこあるんだけどさ……
それが霞む程に強烈なのが……
この人………………





























酒臭!!







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