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下僕達の憂鬱
き、気まずい……
どの位時間が経ったんだろう……

ぶっちゃけ気まずい!!

ジェニュウォンはさっきから、
何も喋らない。

だったら俺が
話し掛ければいいだろって話なんだが、
さっきからジェニュウォンの顔が
何考えてんだか知らないけど、
滅茶苦茶恐い……

そんなジェニュウォンに
俺が話し掛けられる訳もなく、
無言のまましばら〜くこの状態。

誰かこの気まずい状況どうにかして(泣)

心の中で血涙を流していると、
部屋の扉がバタンッという音を発て、
思い切り開かれた。


「只今戻りました!」


そこに立っていたのは、
イリアになんだか後処理してこいと
言われていたラグレスだった。

ラグレスがジェニュウォンの方に
小走りで近寄っていく。

ジェニュウォンの顔を見ると、
すんごい穏やかな表情をしていて、
ラグレスの事が
凄く好きなんだってのが分かる。

俺はラグレスに心底感謝した。

この気まずい雰囲気を
ぶち破ってくれてありがとうと……


「おかえり、ラグレス」

「へへっ、ただいま!」


あ〜何これ……
別の意味で気まずくなったんですけど。
俺が。







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あきゅろす。
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