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男子たる者男らしく!!
なんとか助かった……?
品定めするような厭らしい視線を、
貴兄は慧斗に向ける。

その目つきといったら、
捕食者が見せるそれと一緒。

見られてないハズの俺ですら、
身震いしてくるんだから、
見られてる慧斗のプレッシャーは
相当なもんだろう。

その証拠に慧斗も慧斗で
不吉な予感を感じ取ったのか、
若干だけど、腰引けてるしな。


「まぁ、流石だな」


慧斗を見定めていたらしき貴兄は
いきなりそんな事を口にし、
ソファーへと腰を下ろした。

ふんぞり返って足を組むその姿が
すんげー似合ってるのが
妙に鼻に付いたが、
決して口には出さない。

なのに……


「足の長さがちげーんだよ。諦めろ」


なんで口に出してねーのに、
俺の思った事が分かるんだよ!?


「お前の考えてる事なんざ、
この俺様にはお見通しだ」


もういいっての!!







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あきゅろす。
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