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男子たる者男らしく!!
3
 

「聞きたい」


すんなりと……
迷うこと無く、俺は返答した。

親父がなんで龍の事について
知ってんのかとか……

ずっと知ってたのに
知らない振りしてたのかとか……

疑問はあるけど……
そんな事よりも……


「俺は龍が今、
どうしているのか知りたい」


ずっと追い求めてたあいつの行方……
教えて貰えるなら、教えて欲しい……
だから、親父……


「教えてくれよ」

「…………………………」


縋るような声を発する俺を、
親父は無言で見つめてくる。

無表情がこえぇ……


「分かったよ……」


了承の言葉にホッとする。

だが……


「但し」


親父の次の発言に、
俺は顔を盛大に引き攣らせる事となった。


「皆に承認して貰う事が条件だよ」

「……………………は?」


皆って……


「皆って誰?」


まさか、貴兄とか言わねーだろうな……


「望、幹也、幸也と
怜央(レオ)君の四人だよ」


目が点になる……って、
こんな感じなんだろうな。


「怜央……に?」







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あきゅろす。
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