男子たる者男らしく!!
2
補充とかバカじゃねぇ？
とか、思ったけど、
親父の落ち込み方が
珍しくも真面目だから、
口には出さないで置く。
「親父……
これからいつだって会えるんだから、
補充なんかしとかなくたって
大丈夫だろーが……
定期的に会いにくるしよ……」
「………………本当かい……？」
「本当だって」
「本当に？」
疑りぶけー親父だな。おい。
「本当だっての!!」
「そうか……」
親父はﾌﾜﾘと笑みを浮かべる。
いっつもこんな風に
真面目にしてりゃいいのによ……
「やっぱり薫は
僕を愛してくれてるんだね!!」
本当残念な性格してるよな……
「まぁ、もうどうでもいいから
とにかく説明してくれよ」
疲れから投げ遣りに説明を求める俺に、
次の瞬間親父は、
爆弾発言を落としてくれた。
「嫌、実は説明する事なんて
殆ど無いんだよ」
「は？」
なんだって……？
「だって学園の事で大まかな話なら、
もう幹也や幸也に
教えて貰ってるだろう？」
「ちょ……ちょっと待て……
だったら俺はなんで此処に……」
「それは僕が薫に会いたかったから？」
はぁぁぁ!?
．
［*BACK］［NEXT#］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
