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男子たる者男らしく!!
俺は早く休みてーんだっての。
顎を手で押さえながら、
親父は体勢を整える。

クロスチョップがそれ程痛かったのか、
涙目だ。


「とにかく!
俺は疲れてんだよ!!
もう休みたいんだよ!!
さっさと用件言えって!!」


大声でまくし立てると、
親父は深いため息を吐いた。


「だったらなんで使用人に
送って貰わなかったんだい?
あれほど敷地が広いって言ったのに……」


う……


「此処まで広いとか……
考えて無かったんだよ……」


この位広いって分かってたら、
ちゃんと送って貰ってたっつーの。

つか、そんな事より……


「用件はなんなんだよ?」

「あ〜、う〜ん……用件ね……」


早く休みたいが故に急かすも、
親父は何とも歯切れの
悪い返事を返してくるだけで、
一向に話し始めようとしない。

なんなんだ、この親父は……


「早く言えっての」


イライラして、つい貧乏揺すりしてしまう。

行儀悪いとか言うなよ。


「そんな急がなくたって
いいじゃないか……」


あ?


「普段は忙しくて、
薫とあんまり会えないから、
今の内に補充して
置こうと思ったのに……」


なんだよそれ……







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