[携帯モード] [URL送信]

男子たる者男らしく!!
5
呻くだけで
中々立ち上がらない不良の胸倉を掴み、
無理矢理立ち上がらせ、
思いっ切り睨み付けてやる。

今のだっさいこの姿で、
睨みが利くかは微妙だけどな。


「いきなり何してきやがんだよ?
答えろよ。なぁ?」


出来るだけやさし〜〜く、
諭すような口調で答えを促す。

どこが優しい口調だとか言うなよ。
この口調ならまだ優しい方なんだからな。


「angel、俺の事覚えてない?」


胸倉を掴む俺の手を外すと、
その手を右手で握ってきた。

左手ではまだ痛むらしき、
鳩尾を擦っている。

俺どんだけ強い蹴り
入れちゃってんだよ……

つーか、俺、
こんな奴と知り合いだったっけ?

うん。ダメだ。
全く覚えてねぇ。←(思考時間凡そ3秒)


「悪いけど、覚えてねぇや」


俺があっさりと言うと、
不良はすんげー悲しそうな顔をした。

あれ?
なんかこの顔はどっかで見た気が……


「茅ヶ崎慧斗(チガサキケイト)
名前聞いても思い出せねぇ?」


茅ヶ崎慧斗……?

…………………………。

あーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!







[*BACK][NEXT#]

7/15ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!