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男子たる者男らしく!!
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なんで本当に俺が、
龍の事でこんな泣かなきゃ
なんねぇんだよ……
男だってのに情けねぇ……


「ごめん…………」

「え……? んンッ!!」


いきなりの謝罪の後、
不良はいきなり俺にキスしてきた。

本日二度目……正確に言えば、
三度目のキスに驚きの余り、
涙がピタッと止まった。

あ……あり得ねぇ……

あの変態バ会長といい、
この不良といい、
初対面の人間に
何してくれやがっちゃってんだ?

嫌、初対面じゃなけりゃ
いいって話でもねーけどよ。
って、冷静にしてんじゃねーよ俺!!
まずはこいつを止めろよ!!


「――――っ!!」


がっつり鳩尾の辺りに膝を入れると
声に鳴らない悲鳴を上げ、
蹲る赤頭の不良。


「誰だか知んないけどなぁ……
いきなり何してきやがんだ?!」


まぁ、通り名知ってるって事は、
十中八九族関係なんだろうけどな。


「聞いてんのかよ!?」


変態バ会長と違って
打ち所が悪かったのか、
不良は呻き声を上げるだけで、
中々俺の質問に答えようとしない。

そんなに強く
蹴り入れたつもりねーんだけどな……







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