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男子たる者男らしく!!
この野郎……
全速力で適当に
色んな所を走ってきた俺は、
白い洋風な建物の前に辿り着いていた。

全速力で走っていた為、
息切れが激しく、
心臓が凄い速さで鳴っている。

呼吸を整え、
その建物を見上げてみた。

なんというか…………
バカバカしい。

建物の外観は
ホワイトハウスのような感じで、
一言で言うならば立派。
取りあえず校舎には見えないし、
寮にも見えない。

この建物なんだ……?

この建物が校舎とか言われたら、
俺親父の事殴るかも……
あ、前の分も合わせなきゃいけねぇから、
この建物が校舎だった場合は、
二発ぶん殴るって事か。


「おい」


俺が物騒な事を考えていると、
不機嫌そうな声が
後ろから掛けられる。

この感じは覚えてるぞ……
喧嘩売られてる時の声だな……

素直に後ろを振り向くと、
そこには耳には大量のピアス、
口にもピアスを開け、
赤い髪をツンツンと逆立てた紫色の瞳の、
明らか不良っぽいのが立っていた。


「なんでしょうか?」


俺は冷静に返事をした。

喧嘩売られてんのは分かってっけど、
今のこの恰好で暴れる訳にはいかない。


「こんなトコで何してんだよ」


めんどくせぇな……







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あきゅろす。
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