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男子たる者男らしく!!
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俺は気になった事を聞いてみた。

だってあの幸兄と友達だとか言われたら、
ショックで泣くぜ?


「幸也は風紀委員で、
同じクラスだから、
一応は俺の友達だな」


泣いていいっすか……?

幸兄の事だから、
目立ちたくないっつっても、
間違いなく俺に引っ付いてくる。

友達だとしたら、
嫌でも会長と顔合わせなきゃ
ならねぇじゃん。

会長モテそうだから、
この学園ホモ校って有名だし、
公然で話しかけられたりしたら、
ぜってー嫌がらせされるって…………
親衛隊とかってゆーうぜぇ輩に。

俺は深々とため息を吐いた。


「どうした?」


起き上がり、
制服についた土を払いながら、
聞いてくる。

つうか、復活はえぇよ……
普通の一般的な不良でも、
俺が投げ飛ばすと
暫く悶絶してるのに、
なんでこいつは全然平気そうなんだ?


「………………俺に見とれてるのか?」


だから何勘違いしてやがんだよ。
おめーは。


「ナルシスト…………」

「な……誰がだ……」

「てめぇの他に誰がいんだよ」

「……お前その口調、
どうにか出来ないのか?
顔と全然合ってないぞ……」


余計なお世話だ!!
そりゃ確かに
喋り方直せとか言われるけど、
直せって言われて
直るもんじゃねぇんだよ!!


「うっせぇ! バーカ!!」

「全く本当に口悪いな……」


呆れたように会長は苦笑した。







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あきゅろす。
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