[携帯モード] [URL送信]

君を想う歌声
3
遥輔さんの話を俺なりに纏めてみた。

最初は唯相談したい事が
あると言われただけだったそうだ。

その相談の内容っていうのが、
遥輔さんにしか言えない事だって
言われたらしく、
なんだかんだ見た目不良ながらも
お人好しの遥輔さんは
相談に乗る事を了承した。

余り人に聞かれたくない話だと言われ、
外出するのも億劫だという事で、
遥輔さんはその子を部屋に招き入れた。

けど、いざ相談を受けてみると、
好きだなんだの話で、
遥輔さんにそっちの気はない。

やんわりと断っていたが、
段々とエスカレートしていき、
色目を使ってくる始末。

そろそろキレるという所で、
のし掛かられ、
Yシャツの釦を
乱暴に引きちぎられた事で
完璧にキレた遥輔さんは、
その子を思わず突き飛ばした。

すると今度は突き飛ばした事に
その子は目くじらを立て、
暴れ出したっていう訳だ。

突き飛ばした負い目から放って置いたら、
こんな惨状になったらしい。

取りあえず遥輔さんの説明を聞いてて、
俺は思った……

あの子……滅茶苦茶命知らずだな……







[*BACK][NEXT#]

21/38ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!