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君を想う歌声
遥輔さんってば最低です!!
SERIみたいなタイプも何も、SERIは男!!
男なんだって!!
だから血迷うなよ、俺!!


「か、和臣君……?」


自分の思考に悶える俺に、
理事長が心配そうに声を掛けてくる。

頼むから放って置いて下さい……


「とにかく、この学園では
一人にならない。
友達は選ぶ。
なるべく大人しくしておく。
この三つを守っておけよ」


ん……?


「友達選べってどういう事ですか……?」

「だから、そのまんまの意味だろうが」


そのまんまって……


「なんで友達を選ばなきゃ、
なんないんですか!?」

「は? 嫌……」

「なんでそんな事言うんですか!?」

「ちょ、だから……」

「遥輔さんがそんな事言う人だとは、
思ってませんでした!!」

「人に話を……」

「最低ですよ!! 本当に!!」


口を開閉する遥輔さんに
何も言わせぬかの如く、畳み掛ける。


「大体――…」

「人の話を聞けぇ!!」


遥輔さんはテーブルをバンッと叩き、
立ち上がった。

剣幕が凄くて、
一瞬ビビってしまうも、
負けじと睨み返す。

だって、今回のは俺悪くねーし!!







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あきゅろす。
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