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君を想う歌声
6
いくら恋愛対象に
なりえないと思われる人でも、
理事長は美人な上に
ナイスバディーな女性だ。

だから抱き付かれたりしたらさ……
ほら……当たるんですよ……胸が……


「あの……離してくれませんか……?」

「い〜や〜」


離れてくんないし……


「おい!」

「うわ!」

「キャッ!!」


遥輔さんがベリッと俺から理事長を
引き剥がしてくれた。

遥輔さんナイス!!


「何すんのよ!? 遥輔!!」


透かさず理事長は
目を吊り上げて、
遥輔さんに詰め寄る。


「和臣が困ってんだ――…」

「さては遥輔あんた……」


理事長、遥輔さんの話は無視ですか……


「嫉妬してるのね!!」


ビシィッ!!

そんな音が付きそうな勢いで、
理事長は遥輔さんを指差した。

てか、嫉妬って……


「バ! 嫉妬なんか
する訳ねーだろうが!!」


ん?
遥輔さん顔赤い……?


「いいのよ、遥輔……
私は分かってるから……
和臣君の事……
好きなんでしょ……?」

「「はぁ?」」


遥輔さんと俺の
間抜けな声が重なった。







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