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君を想う歌声
4
エレベーターが勝手に動き出した事に
驚いた俺は中をキョロキョロと見回す。

各階に止まる為に
押すボタンが無い事以外は
意外と普通な内装だ。


「このエレベーターは
理事長室がある階に直通なんだよ。
じゃ、直ぐに着いちまうから、
一気に此処の説明するぞ」


俺の疑問に答えてくれた遥輔さんは
管理棟の事を説明し始めた――…


「管理棟はその名の通り、
この学園の管理をする場所だ」

「は?」

「つまりな、この学園には様々な場所に
監視カメラが設置してある。
その映像やら何やらは
此処で管理してるんだよ」


え? じゃあ……


「下のロビーってなんすか?」

「それは教員寮も兼ねてっからだ。
まぁ、他にも此処が
管理棟って呼ばれる理由はあるけどな」

「他の理由って?」

「それは教えらんねぇ。
あんまり余計な事話すと
俺の首が飛ぶからな。
まぁ、一つだけ言えるのは……
世の中綺麗な事ばっかりじゃ
ないって事だよ……」


遥輔さんは哀しげな顔で天井を仰いだ。

遥輔さん……


「意味分かんないです……」


てか、説明凄い短かったですね……







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あきゅろす。
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