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君を想う歌声
いざ理事長室へ……?
う〜ん。
俺身長180あんのに、
頭撫でられるってなんか複雑……

そりゃ遥輔さんは、もう25だし?
17の俺なんか
子供かもしんねーけどさぁ……


「さ〜て、ほら、行くぞ」


そう言いながら遥輔さんは
俺の頭をベシッと叩いてきた。

地味に痛い……まぁ、いいけど。


「あ、ちょ……
俺まだ話終わってないし!」


立ち上がった遥輔さんを
俺は無理矢理座らせた。


「今度は一体なんだ……?」


眉間に皺を寄せて、
ため息混じりに聞いてくる。

そんな如何にも
面倒くさいって顔しないで下さい。


「も一つ聞きたい事あるんですよ。
遥輔さん……
なんで此処にいるんですか?」

「は? そんなの此処で
働いてっからに決まってんだろうが」

「嫌、そうでなくて……
此処に来る経緯と言いますか……」

「あぁ……それだったら、
理事長室行く間に話してやるよ。
そんな長い話でもねぇし」


それはナイスアイディア!
これで俺の疑問も氷解するし、
理事長室にも早く行ける。
万々歳じゃないか!


「おい。行かねーのか?」


いつの間にかドアを開いて
待っていた遥輔さんに呼ばれた事で
トリップ寸前だった俺は
現実に引き戻された。

遥輔さんの目元が
若干ひくついてるのは
見なかった事にしておこう。







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あきゅろす。
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