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君を想う歌声
この状況は一体?
え〜と…………
俺は今、
正に目が点になるという表現が、
ピッタリな状況に陥っている。

何故なら、
やたらとちっこくて可愛い男の子が、
外見明らか不良な男どもに、
服を脱がされ……破かれ?
今にもケツに
突っ込まれそーです的な光景が、
目に飛び込んできたからだ。

下品だって?
いいんだよ。
どうせ頭の中で考えてるだけで、
口には出さねぇんだから。

余りに衝撃的な光景に
トリップしている俺を、
不良どもは鮮やかに無視し
行為を続けようとする。


「い、や……助け……」


男の子の恐怖に掠れた声で、
我に返った俺は、
不良達を止めるべく近付いた。


「おい! 止めろよ!!」

「うるせぇ! 邪魔すんな!!」


という言葉と同時に
振り下ろされる男の拳。

いきなり殴られるなんて
露程も思っていなかった俺は、
避ける事もなく、
そいつに頬を殴られた。


「…………ってぇ…………」


殴られた頬がジンジンと痛む。







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あきゅろす。
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