NARUTO
七
生暖かくとろりとしたものが腹部にかかり
身体を震わせくたりとサスケに身を預けた。
『・・っ』
内部に入っている指を小さく動かすと、ナルトの腰はそれに応えるよう揺れた。
「力ぬいてろ」
『ふっ、あ・・・い、いたっ!』
ずず、っとなるべく痛がらせないようゆっくりナルトの中へ入る。
一度も受け入れた事の無いそこは、サスケのを押し出そうとしてしまう。
『・・・っあ、は・・・んっ!』
「――・・・っ!」
無意識にナルトはサスケの肩をかぷり、と噛んだ。
サスケは痛みを声に出さずに飲み込む。
使う事の無い場所を広げて侵して、痛く無い訳がない。
「ナルト・・・」
額から汗を浮かばせながら頭を抱きしめ、ベッドへと沈めた
。
けれどすぐにナルトの腕がサスケの首を捕らえる。
『や、やだ、離れちゃやだ!』
身体が離れただけで涙を零しながら哀願する姿に、サスケの背筋はぞくりとさせた。
「これでいいか?」
『・・・ん。』
背中に手を回して抱きしめると、サスケの動きは徐々に動き始める。
まだ半分しか入らず、それでもサスケはゆっくり押し進めた。
『ん、んあ・・・サ、スケ』
「どうした」
頼りなく頬に添えられた手を取り、キスを落とす。
『サスケ、は・・・痛く、ない?』
「お前な・・・」
とんでもねぇな、と呟くと、浚うように唇を奪った。
『ふぅ・・っ、あ、んんっ!』
自分の事で精一杯だろうに、人の事を気にかける姿に理性が崩壊しそうだった。
ぐっ、とナルトの腰を持った時
『あ、そこ、まっ・・・ちが・・・ぅあぁっ!』
「ここか」
快感のポイントに当たり力が一気に抜け落ちたのが分かると、根元まで一気に突いた。
『や、あぁぁぁっ!』
爪先がシーツのシワを作り、身体を逸らせる。
場所がわかり、サスケは口角をあげた。
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