NARUTO
淕
サスケの頭は徐々に下へ下がり胸元で止まる。
『あ、は・・・っん！』
小さな赤い突起に指先と舌に捕われどんどん硬くなっていく。
『だ、だからって・・・わ！そこダメっ！』
片方の手が下腹部へ下りてきたのに気付くと、腕を掴んで静止させようとした。
『だめだめだめだめっ！』
まだ反応はしていないが、それ以前に下着を付けていない事の恥ずかしさ。
頭を思い切り左右に振ったら、サスケは鼻で笑った。
「気付いて無いとでも思ってるのか」
『へ？』
ぱっ、と顔をサスケの方へ向けると意地の悪い笑みを浮かべている。
それを見てナルトの表情は強張った。
「穿いてないんだろ、ここ。」
『や、だめっ、や、やだぁっ！』
ずっ、と手がそこへ侵入してしまえばあやすようにゆっくり、手の平で全体を揉みしだかれれば湿った音がやけに響いて、ナルトは両手で顔を覆った。
『だ、め・・・や、やだ、だめ・・・』
「やだは聞かない」
ぴりぴりと尖って立ち上がった乳首をかまれる。
『いた！なに噛む、痛いって・・・』
幼い子供のようにサスケの頭をぺちぺち叩くのがやっと。
まだそうする余裕がナルトにはあるのかと考えると、サスケの頭は下がっていった。
「嫌も駄目も拒絶は全部、却下だ」
『な、ふざけ・・・っ、あぁぁっ！』
ふざけるな、と言いたかったが湿り気を帯びて来るものに意識を持っていかれる。
頭の中で今の光景を否定するも、押し寄せてくる快感にどうする事もできない。
「気持ち良くなってきただろ」
『あっ、ちっ、ちが・・・あっ』
膨れ上がった先端を舌先で舐め、そのいやらしい光景に顔を逸らす。
秘めやかな粘膜に指でつつくと、ひくりと動く。
『う・・・や、サスケやだ！怖いっ！』
場所が場所なだけあって、ナルトの顔色は血の気が引く。
そして恐怖心が芽生えると身体が震えはじめた。
「そんなに怖いか」
『当たり前だ馬鹿チン！！』
ぼろぼろと涙を零しながら怒鳴り付けるナルト。
「そうか」
『うはい！』
腕を引かれるとサスケの胸元へ収まる。
「くっついてろ。」
『はあ？！なにいっ・・・っ！』
ぬるりとした感触に身が竦む。
ぐにぐにと回りを解され、ナルトはサスケにぎゅっと抱き着いた。
どうしてこうなったのか
どうしてこんな事になっているのか
普通ならこんなに嫌がる相手に嫌気がさすものなのに
サスケは
サスケは・・・
『ふぁう！あ、や・・・な、ひあぁっ』
だいぶ慣らしてから、指を二本に増やしある場所を擦ると、全身を弾ませるナルト。
「そのまま感じてろ」
ちゅ、と額にキスをおとし、中で指をばらばらに動かす。
それに答えるよう収縮し、背中を逸らせるナルト。
『あっ、ね、キス、して・・・？』
ナルトからのねだる言葉を始めて紡げば
一瞬目をみはったが柔らかい口づけを施した。
そのキス一つでナルトの身体はひどく安心感をかんじた。
「まだ、こわいか？」
『う・・・あ、ふあぁぁっ！』
尋ねておきながらと胸の突起は甘く噛まれ、ろとろと溢れ出た先端を指の腹でなぞり
内部で収縮し、敏感な部分をきゅ、と擦りあげた。
突然強い快感に襲われ、ただそれに身もだえ高く甘い声を漏らした。
溢れ出た粘液は割れ目にまで流れ、シーツを汚す。
「――・・・エロ」
ナルトの媚態にサスケは唇をぺろりと舐めた。
怖がりながらも応えてくれる身体に
嫌だ駄目だと言いながら本気で嫌がらない事に
愛おしさが込み上げてくるばかりだ。
『サッ・・・サスケっ』
きゅう、と強く抱き着きゆらゆらと腰を揺らすナルトの姿に、フッと笑みを作る。
「いきそうか？」
『はあっ、や、あっ』
舌をナルトの耳の中に差し入れて、同じ動きを手で下半身に送り込んだ。
『あっ、あぁっ・・・やぁーっ！』
いやらしく動くサスケの手はナルトの先走りでぬれ、上下に加速し
柔らかく解れた秘部はサスケの指を逃がすまいと締め付け、ナルトは放埒した。
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