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NARUTO



ぎしぎし鳴るベッドのスプリングと


繋がっている所から鳴る水音と


ナルトの喘ぎ悶える声



『ひあうっ!』


ずるりといきなり抜け出しサスケを見れば、両脚をもたれそのまま半回転された。


『サスケ何す・・・っ』



俯せにされた時、ナルトはさーっと血の気が引く。


開けた浴衣と今の体勢に見覚えがあったからだった。


『ちょ、ま・・・サスケそれダメ!』


「あ?」


『腕持つな・・・やだ、正夢になるっ!』


片腕を捕まれると離そうと振った。


正夢という言葉にサスケはにやりと笑んで、逃げれないよう穿ち、両腕をサスケ側に引っ張った。


「正夢が、なんだって?」


『うあ・・・はっ、っう』


感じ方が変わり、ぞくぞくする物を通り過ぎるのを声を押し殺して堪えた。


「ナルト、夢でも見たのか?」


『ひあぁぁっ!』


強く突かれ、がくりと身体がベッドへ落ちそうになるのを、腕で引っ張って留めた。


奥まで侵入したそれを、内部で絡み付き


「言わねぇと分かんねえだろ・・・」


『ふあっ、ふっ、風呂、で・・・少し寝た時・・・っ』


うなじを舐められ震える身体。


ずっと続く快感に殆どの体力が奪われてた。


「へえ・・・なら応えないとな」


『え、や・・・あ、ああ・・・あぁぁぁっ!』


早い律動にナルトは目をチカチカさせ


先端からどぷりと先走りがあふれ


後孔はサスケのを締め付けた。



『いや、つ、強い・・・の、やだぁ!』


「やだ、じゃないだろ。こんなにして」


腕を片手で持ち、ぐちゅ、とわざと音を出しながら先端に触れた。


音がダイレクトに届き、聞きたくないと頭を左右に振る。


『や、いじ、わる・・・っ、ああっ!』


一回り大きくなったナルトの性器は、再び放埒を迎えようとしていた。




互いに放埒を終えると、荒い呼吸だけが室内に響く。



『・・・あ・・・っ』


ずっ、と抜けるとそれに続くよう中からサスケの白濁がぽたりと垂れる。


サスケのが垂れた、と気付くとかぁ、と顔に熱が集中してしまい枕に突っ伏す。

そのせいでサスケの手がそこへ伸びていた事に気付かない。


『――・・・っ!』


「出すから大人しくしてろ」


『出さなくていいから・・・』


腹壊すぞ、と返して指を入れた。


我に返って思い出すと恥ずかしさで、どうにかなってしまいそう。


指で掻き出してるだけだと分かっていても


『・・・っ』


恥ずかしさで視界が滲む。


顔を隠したって無駄なのはわかっていても


「――・・・。」


『ひゃう!』


内部で敏感な場所を引っ掻かれて腰が揺れた。


「なに締め付けてんだ」


『ちが、わざとじゃ、ひあぁっ!』


指を増やされ同じ場所を強く擦られる。


「――・・・なあ」


『んっ・・・なに?』


ぴたりと指の動きが止まり、ナルトは少しだけサスケの方へ顔を向けた。


「脚、もう痛くないのか」


『は?』


いきなり何言い出すんだ?という顔を向ければ、サスケはナルトを見下げる。


「未だに幽霊苦手なんだな。」


『ま、まさか・・・っ』


悪戯が成功した顔でにやりと笑うと、ナルトは金魚みたく口をぱくぱくさせた。


「玄関のドアは外に分身をやれば開かなくなるしな。」


『・・・じゃあサスケ君はただ俺とエッチしたいがために頑張った訳?』


ふつふつと怒りが込み上げてくるが、何かをする前にサスケが動く。


「俺がお前に言った言葉は全部、本心だ。だから──・・・」


『うわっ!』



ずるりと指を一気に抜いて腰を持ち直した。


「抱きたいと思うのは当たり前だ。」


『な、も、無理だからあぁぁぁっ!』












あの川で犬を助けてと泣き叫んだ女の子も、仔犬も


あの悍ましい幽霊達もみんな


サスケの仕業だったとは思わなくて


俺はまんまとサスケの罠に嵌まって、気持ちに気付かされるだなんて



ムカつくから

あとでひっぱたいてやる。





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