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NARUTO



シカマルは粘ついた情欲を最後までナルトの内部へ注ぎ込んだ。


不快さを訴えられないか心配したが、それは杞憂にすぎなかった。


『は・・・っあ、シカマルの、暖かい・・・っ』


絶頂からまだ戻らない身体が小刻みに痙攣を見せる姿は艶めかしく


シカマルはそれを眺め未だに去らない完納の熾火に煽られ


「平気か?」


『ん・・・』


自制心を少しでも取り戻して声をかけるも虚しく


まだほうけたようなナルトからはまともな言葉が返らない。


ナルトを眺めていれば眺めるほど込み上げてくる情念も欲情も


このままでは欲に飲まれてもう一度と腕を伸ばしそうな自分に叱咤し、平静を装い穏やかな声を出す。


「どこか痛くないか?」

途中からは欲に任せてしまった事でつらかったろうかと顔を覗きこんだ。


するとナルトのしなやかな腕がシカマルの身体を捕らえた。


『シカマル・・・シカマルっ』


「どうした?」


ただ名前を呼ぶばかりで、それ以外は答えず

しかし重なった身体や濡れた眼差しの意味を気付き、やんわりとシカマルは口角を持ち上げた。


「あした辛いぞ?」


『うん・・・』

それでいいと思ったが、それはシカマルの間違いだった。


唇を重ね舌を無心に吸われ、下腹部に熱が満ちていく。


仕草にも声にも煽られ、それ以上にシカマルを高ぶらせたのは今この時間を選んでくれたことだった。


「もっとしたい?」


『うん・・・シカマル、いや?』

身体を繋げていた場所に指を這わせると、ひくりと動いた。


「もちろん大歓迎」


互いに若いだけあって、欲は一度燃え上がれば激しいようだ。


おまけに一度味わい、達してしまった事で無自覚に大胆に煽ってくるナルト。


ずっとこうなりたいと

ずっとこうしてみたいと思っていたシカマルからすれば


彼を欲しているのはシカマルの方だった。









翌日、ナルトの腰が重くて帰還に時間がかかったのはいうまでもない。




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あきゅろす。
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