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NARUTO



小刻みに揺さぶられる度に胸を上下させるナルトの媚態は艶めかしかった。


滑らかに濡れてきた内壁の熱さと締め付けが、苦しいほど感じていると教えてくる。


「ナルト、ここだろ気持ちいいの」


粘液の奥に候部分をわざと強く抉ってやれば、身体の仕組みとして性器は反応する。


『いあっ、ち、ちが・・・っ』


「じゃあ、これは?」


『いっ、あぁ──・・・っ!』


指の質量を増やしてやると、身体をのけ反らせた。


最初は嫉妬から。


しかも考えられない程に嫉妬している事に自分が一番驚いた。


『ひっ!やだっ、ぬるぬるや・・・っ!』


異質な感触に震えたナルトは、幼いような言葉使いで体感するものをシカマルに訴えた。

それは計算が無いだけに酷くそそる声に、シカマルは加虐心が芽生えた。


「やらし」


『ちが、してるのシカマルだっ、てば・・・っ』


゙タチが悪い゙とシカマルは内心思った。


ナルトは赤らんだ目をきつくして喘ぐ口元を拗ねたように尖らせていた。


「そうさせてんの誰だよ」


『んむ・・・っ?』


一瞬だけ剣呑視線を向ければ、噛み付くようにシカマルが口づけた。


全然違うそれに目を丸くしたナルトだったが、口の中も身体の奥も掻き回されるうちに、何がなんだかわからなくなった。


『ふ、う・・・あぁぁっ!』


とろとろ
とろとろと

ナルトの身体がシカマルによって蕩けていく。


甘い
甘い
ナルトの声が濡れ


シカマルの自制も気遣いも無碍にするようなものだった。


『も、あぁぁっ!』


「これ?」


『もお、苦しい・・・っ、ねえ・・・ここ、苦しい・・・っ』


息を弾ませて泣きながら訴える。


傷付けまいと堪えているのはシカマルの方だが


とろとろと溢れた自分の性器をいやらしく触るナルトの姿に


シカマルは困った顔で苦笑した。


「どうしたい・・・?」

無垢な顔で、そのくせ身体は淫らに喘いで濡れ


純粋さと淫蕩さに嘘が無いからシカマルはどうにもたまらなくなる。


『も、好きにしていい、から・・・ぁっ!』


「あーあ・・・人が折角・・・っ」



愛おしさと憎たらしさがないまぜになったまま、舌打ちをして細い腰を抱え上げた。


ほんとタチ悪ぃ、と告げまったく質量の違うものをナルトの中へ穿った。


『ああぁっ!い、た・・・あっ』


ぬるりとあたたかく、抵抗感のある身体を犯した瞬間


さすがにまだ痛みがあり、指で弄られていた時には無かった表情にシカマルはそっと吐息する。


「・・・急かすのが悪いんだよ」


『でも、でもっ』


そうおもったんだってば、とわななく声で言われて勝てるわけもなく


緩やかにシカマルは腰を揺すった。


『あっ、あ・・・あ?』


「──・・・ん?」


幾度か揺さぶられ、ナルトははっと目をみはった。


『・・・な、に・・・これ、なに・・・っ』


あどけない声で啜り泣くナルトの顔を覗き込むと、戸惑いを浮かべたまま小刻みに唇を震わせていた。


「痛いのか?」


『ちが、そじゃ・・・なくて』


様子が全く違う事にシカマルはきついのかと心配になるが

ナルトはそれどころではなく、動きを止めてこちらを見ているシカマルにさえ気付かず


小さく息を切らしてなにかに堪えていた。


「ナルト、どうした・・・?」


『あ、やぁあ!』


近付こうとシカマルが身体を折った。


その瞬間、甲高い声を発したナルトの最奥は、きゅうっとシカマルのそれを離さまいときゅうっ、と絡み付いていた。



『なんで・・・シカマル、俺変だってば、俺、こんな、なっちゃ・・・っ』


頼りなく、混乱したままかぶりを振る姿がいっそう男を煽るとは知らないまま

シカマルの首に腕を絡めてぎこちなく腰を揺らすナルト。


「ああ・・・そうか」


『ふあっ、あっ!・・・あぁ、んっ!』


試しに軽くついてみればナルトは甘い甘美な声を発した。


シカマルもまた確かなるナルトの反応に口端をあげた。


「ここ・・・だろ?」


『あ、あん、変・・・やっ、シカマルっ、あぁ!』


惑乱した言葉とおり、身のうち深くに食い込んだものを押し出すよりも


締め付け吸い付いてしゃぶるような動きをみせ、シカマルもまたくらりとしつつ密かに笑う。


「気持ちいいか?」


『あっあ・・・う、うん・・・きもち、きもちーよ・・・っ』


これが快感なのか、と自来也の小説の一部を思い出し応えた。


この高ぶった感情を

この高ぶった快感を




『こんな、よくなるの・・・変、じゃない・・・?』


愛おしさに胸が苦しくなった。


「おれがそうさせてるんだ、そうならないと困る」


初々しい言葉にまずいくらいに高ぶりそうなのはこっちだ、と歯を食いしばった。


『あ、や、なんか・・・おっきくな、ああ!』


「・・・ナルトのせいだろ」


体内で膨れ上がった感触に目をみはったナルトは本当にうぶで


『やっあ・・・だめ、そんな、あぁっ!』


「なにが駄目だよ」


しゃあしゃあと答えてぬめった箇所をわざと擦るシカマル。


『シ、カマル・・・』


「ん?」


荒い息を弾ませながらシカマルの頬に手を当てた


シカマルの快感に染まった顔をみてどくり、と強く胸を高らせた。


『一緒・・・おれ、シカマルと一緒・・・繋がってんだね、嬉しい・・・っ』


ぼろりと大きな涙を零しながら伝えたら、目をみはるシカマル。


「お前それ・・・っ」



殺し文句だろうが、と告げてからナルトの両脚を肩に担いだ。


『いあっ、やぁぁ・・・あーっ!』


ぐん、と奥へ突かれ強まった快感に望んだ以上の甘い声と蠢動がシカマルを迎えた。


『シカマルの、いっぱい・・・お、きいの・・・あっんっ、もうだっ、あああっ!』


だんだんと快感が更に強まり、頭がちかちかして腰くねらせるナルト。


限界が近い事に気付くとシカマルも荒れた息混じりの声で告げ、さらにナルトを穿っ。


「──・・・いっていいぞ」


『いっ、あっ・・・ も、だめっ・・・あーっ!』


ぎゅっ、と首に絡めた腕を強くして必死に瞳を合わせる姿にぞくりとしながら、解放に向けて律動を強くする。


『はぁっ、あっ、い、く・・・っ!』


溢れ出そうな声を飲み込んで、一瞬の後に生暖かい感触がシカマルの腹部へと広がり


ナルトの内部もそれにつれてきつく収縮しゎ不規則な痙攣に奥まで痺れながらシカマルも放埒を迎える。


「──・・・っ。」


『あ、んっ・・・凄い・・・びくびくす・・・っ』


奥に熱いものを注がれ、逃げ動くことよりも腰をいやらしく動かし離れようとしなかった。




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