NARUTO
続 ずっと言いたくてR18(編済)
抱きしめあったまま今までの事を話したりキスしたり
あの面倒くさがりのシカマルとは思えないぐらいで
きっとお互い我慢してきたからなんだと思ってた。
「は?お前それ本気で言ってんのか」
『うん。俺変わったって思わないし、言われないからさ。』
自分の成長が解らなくて尋ねると、シカマルは溜息を吐きながらナルトの肩に顔を埋めた。
ナルトの鈍感さはやはり変わってはおらず、同性から好意を抱いている者が増えている事を知っているシカマル。
そしてサクラ、イノ、ヒナタ、紅と女性陣が目を光らせている事も。
『俺、修業ばっかで人から離れ過ぎてたし・・・それに』
言葉を止めて眉間にシワを寄せた。
『それにエロ仙人を引き取りに良く行ってたりしてたから・・・』
「から?」
『その・・・大人の姉ちゃん達が何時も頭撫で回されたり抱きしめたりすんだ。姉ちゃん達からしたら俺は可愛い弟だって言って・・・っ!』
「へえ、ナルト君は夜の姉様方にねえ・・・」
優しかった声や空気が一瞬にして冷たく重たくなったのに気付いたが、もう遅く
『いや、だからそれはエロ仙人を引き取らなきゃならなかったかで・・・っ』
言い訳は聞かないというように、シカマルはナルトの口を塞ぎ、僅かな隙間からナルトの唇を舐めた。
『・・・っ、んん・・・シカ、あっ』
上あごをそろり、となぞられると身体は震え、片方は頭を抑えもう片方の手はナルトの胸元へと向かった。
「他にも何かされた訳」
『シカマル待って、俺何もされてな・・・ふあっ!』
反論しようとしたが虚しく、シカマルの親指が小さな突起を撫でた。
『シカマル何して・・・あ、やだ、なに・・・っ』
「こう言う事も教わったか?」
見上げて尋ねて来るシカマルにナルトはふるふると頭を左右に振った。
『無い、何もない、からぁ・・・っあ!』
突起を撫でていた指が、ぎゅっ、といきなりそれを摘まみ、身体を揺らした。
「ふうん・・・感じやすいんだ?」
『──・・・っ、知、らなっ』
耳元で囁いた揶揄に、恥ずかしげな濡れた視線だった。
「知らないんだ」
『した事無いんだから知るわけ無いってば!』
それはまだ交わった事が無いと言っているものだが
先程のキスだけでナルトが経験さえも無いと気付けば、シカマルの背筋をぞくりとしたものが駆け上がった。
明から独占欲、そんなものを持っていると思わなかったが、自覚をすれば情欲はさらに加速してしまった。
『ん、んん!・・・っふ』
加速してしまったそれは濃厚な口づけとなり、ナルトの肩を震わせる。
『あっ、や・・・な、なに・・・んあっ!』
肩から浴衣を下ろすと、綺麗に張り詰めた胸が覗く。
日に焼かれていない肌の一部を硬く尖らせている場所に吸い付くと、しなやかな脚はシーツの上でもがいた。
『シカマルなに、してんの・・・?』
じんわりと潤んだ瞳で尋ねると、意地の悪い笑みを向けられた。
「嫌なら殴り飛ばせ」
そうでもされなければ止められない衝動に、止められるとすればそれしか知らなかった。
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