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NARUTO



木ノ葉の里を出てから1時間


あと1時間も歩けば依頼人の所へ着く。


それにしてもナルトの奴が嫌な程大人しくて変だ。


この前キバと居る所を見た時は以前のように明るかったが・・・今は気持ち悪いぐらい静かだ。



『・・・なあシカマル』


「あー?」


『ベスト着てないとまた印象変わるんだね。』

そこかよ。シカマルは空を仰ぎ見た。


「さーな」


余りにもナルトの反応が無くて変な感じだ。


アイツこんなんだったか?本当は分身使ってんじゃねぇのか?

そう疑問に感じる程静かだ。












あー・・・もうどうしたらいいのか分からない。


本当は
本当は3年で変わるはずだったのに。


【奈良シカマルの気持ちを無くせれるか、考える期間にもなるだろう。】



エロ仙人がそう言って、俺なりに修業に専念してシカマルの事を考えてても


想いは変わらなかった。


姿を見ただけで胸が熱くて


言葉を交わすだけで緊張して


顔すらまともに見れなくなってしまって


だからこの任務は生き地獄なんだ。


隣にいるだけで、俺の胸の音が聞こえてしまうんじゃないかって


言葉が素っ気なくて、ぶっきらぼうで嫌な思いしていないかな


シカマルに嫌われたくなくて


言えないこの気持ちを隠しているけど



本当は大声で叫びたいぐらい好きだと言えたらどんなに楽なんだろう



ほんのすこしだけでいい


ほんのすこしでもいいから


シカマルの隣に居たいんだ。




「・・・ナルト」


『・・・なに?』


「お前さっきから静かだけど疲れたか?」


『いや、俺は平気。シカマルは疲れてない?』


そう思われても仕方が無いよな、俺すんげー静かだもん。


何話して良いか全く思いつかないんだもん。


あーあ・・・今の俺、完璧恋する乙女状態だ。





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あきゅろす。
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