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NARUTO
ずっと言いたくて(編済)

俺には長年好きな奴が居る。


簡単に言えたら楽な事この上ないが、相手は何たって男だ。


最初は嫌いと言うか苦手な奴だったのに、気付いたらってやつだった。


アイツが自来也様と修業へ行くと知った時、諦めるきっかけだと、そう思ってた。


そう思ってこの3年間過ごしても、気付いたらアイツの事を考えている自分がいて


忘れようとすればする程、想いは強くなって縛られていく。



修業を終えて帰って来たアイツを見て、最悪な事に俺の3年間なんて一気に消えうせた。


アイツの側に居たら何をするか分からない自分が嫌で業と距離をとった。



──・・・それなのに










【悪いがナルトと二人でこの巻物を届けてくれ。】


火影様の言葉に頭がクラッとした。


日帰りならまだしも一泊するのはかなり無理がある。


『なあバーちゃん、これなら忙しいシカマルより俺一人の方がいいんじゃねえの?』


【表向きはそうなんだが、この巻物を狙っている輩がいてな。
相手が分からない以上お前一人行かせる訳にはいかない。】


『えー、だったらエロ仙人連れてくってば、温泉街だし女好きだし。』


【アイツもいま忙しいんだ、二人ともさっさと用意して行ってきな!】


『─・・・っ、わかったってばよ!』


そう怒鳴り残してアイツは窓から消えた。


間髪入れずに綱手様の深いため息が零れた。


【あの馬鹿が・・・シカマルも悪いな。宿に着いたらゆっくり休め】


「・・・はあ」


休めるとしたら部屋が別々だった場合だ。


あー・・・めんどくせえ。




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あきゅろす。
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