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NARUTO



『やっぱり具合悪い?』


「悪くねぇよ。」


パッと離れナルトの頭をかき回したら、それを嫌がるナルトにクスクス笑った。



『髪の毛絡んだら大変なんだからなっ!』



「はいはい。」


見上げて怒鳴りつけるその姿が可愛らしくて、フッと笑みを作り立ち上がらせた。



今日の鹿丸は普段と違って良く解らないと感じていれば、突然声がした。



『どしたの?』


「流れ星出てたんだよ。」



『えーっ!見たかった!』


悔しそうに空を見上げて話した。



「お前星座ってわかる?」



『しらん!』


まったく興味の無い物は見たり触れたりする事をしないナルト


「少し隠れてるけど、右に顔向けてみ」


『右…へ?』



言われた通りの方向をみたら柔らかいものが唇に触れた。



「おまえね…」




『ちがっ…今の全然違う!てか何で鹿丸が屈んでるんだよ!』



カァッと真っ赤になり口元を手の甲で隠しながら声を上げた。



「言ったろ、少し隠れてるけど、って」



『あーもーうっせぇ!』


冷静な鹿丸に対し、ナルトは昔サスケとした事もあり少しトラウマになっていて、怒鳴りつける事しか出来なかった。



『忘れるから今すぐ忘れろっ!』



「はいはい。」


『もー帰って寝るっ!おやすみ!』


「はいおやすみー」



ヒラヒラ手を振り見送った鹿丸だが、喉を鳴らして笑った。



「相変わらず…騙されやすい奴」


と、呟き途中からナルトは鹿丸の駒の中にいたとは知らずにいた。



「まぁ…ゆっくりやるか。」



かなりの鈍さだからな。



ポケットに手を入れて鹿丸は公園を後にした。





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あきゅろす。
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