NARUTO
弐
ただ夢だけは今も変わらず強まってくる
もっともっと強くなってこの里を良くしていきたい。
下忍でも火影になるとか言ってたあの頃
今となれば、誰がそんな下忍の火影についてくるのかって感じた時
無償に嫌になった。
もっともっと強くなって沢山の事を知らなければ
『・・・柄じゃねぇ』
勉強してる俺を周りが見たらどう感じるんだろう
あんなに嫌いだったのに、今じゃ知識を沢山欲しくてたまらない。
『これからだ。』
空を見上げ呟いたナルトの表情は決意の眼差しをしていた。
『じーちゃん、俺は絶対叶えてやっからな!』
グッと拳を月の方へと掲げ意気込むとふいにそれを包み込まれた。
『ーー・・・は?』
「なーにやってんだ、ナルト」
『あー・・・俺てき決意表明?』
疑問符を浮かばせ首を傾げて鹿丸に告げれば、なんだそれ、と苦笑いをうかべられた。
まさか握られるとは思わなかった。アイツそんなキャラだったか?
頭の中でそんなのを浮かべながら握られた手を眺めていれば、スッと外れた。
『シカマルは何してんの?』
「家に帰る途中だ。」
『ふぅん。』
こんな時間まで任務だったのか?
てか、まえもこんな似たようなのあったよな。
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