NARUTO
あとがきなど
50000hit記念、キリ番小説
ベル猫様、リクエストありがとうございます!
ちょっと遅くなってしまって申し訳ないです。
花火と祭り・・・ちらっとしか出ていなくて申し訳ないです。
リクエスト、ありがとうございました!
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奈良との行為が終わった頃に花火も終わり、ナルトは少しぐったりとしたまま山道を降りて行った。
それでもまだ留まって話している者や、肝試ししようと話している者達等の声を聴きながら階段を下りて行くと、奈良が立ち止まって振り向く。
『どしたの?』
「そこ高いから気を付けろよ」
小さな気遣いがまた嬉しく感じて、ナルトは頷いて足を降ろそうとすると、大きな声が聞こえて驚きでずるりと足がすべった。
『う、わ・・・っ』
「滑るとはな・・・」
『ありがとう』
簡単に抱き留められてナルトはホッとしていると、奈良が手を繋いだ。
「行くぞ。帰ったら露天風呂にでも入るか?」
『露天風呂なんてあんの!?』
聞き返すと奈良は頷き、ナルトは楽しみだと顔を綻ばせる。
「シカマル―!仲直りできたんだな」
そこにキバが現れてナルトは気まずい気持ちになって、無意識に奈良の背に隠れてしまった。
「なに隠れてんだよ」
『・・・誰かさんのせいだから。』
ぎゅむり。
背後に隠れているのを良いことに、ナルトは奈良の尻をつねった。
当然痛いわけだが、彼は其をがまんする。
「シカマルが追い掛けるなんて事無かったからな。あんしんしたぜ!」
きらりと犬歯が輝くような笑顔で告げる犬塚に、奈良は呆れ顔を浮かべ、ナルトはただ黙ってた。
「お前少し黙るって事覚えろ・・・」
照れるなよ!とからかう犬塚を奈良は叩いてから自宅へと戻って行った。
ナルトは犬塚の言った言葉を喜んでいいものなのか分からないまま、ふと聞こえてきた音色が耳に届いて顔をその方向へと向ける。
「どうした?」
『いや、なんか聞き覚えがあるんだよ、この音色』
昔聞いた事のある笛の音色。
山車の上に人が登って手持ち花火を持って踊る人の姿を覚えてる。
『ねえ、山車の上で花火なんてやらないよね?』
「あ?今日は初日だから明日それするぞ。」
奈良の回答にナルトは目を丸くする。
昔ここの祭りに来たことがあったんだ。と。
「お前が覚えてるなら、来た事あったんじゃねえの?」
『かもしれないなあ・・・』
もしかしたらきっと奈良を見かけていたのかもしれない。
確証なんてないけれど、そう思うと胸が少し暖かくなった。
「ほら、いくぞ。」
そう言って差し伸べられた手をナルトは握り、二人は家路へと向かっていった。
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