NARUTO
あとがきなど
44444hit記念 妖様のリクエストです。
こんな感じになってしまいました。
なんか、もう最後甘かったなあ、と感じておりますが私のハスハス指数が上昇してしまいました。
リクエストありがとうございました!
どうしても書きたかった所があったので書いてしまいました。
*******
晴れて二人は恋人同士になったものの、まだナルトを狙う者が後を絶たないでいた。
任務に出かけたシカマルを迎えようと門の近くを歩いていると、背後からナルトを捉え口許を何かに塞がれ、どこかに運ばれてしまった。
ナルトは手を後ろ手に縛られ、どうにかして縄を取ろうとした時
【――・・・我慢ならん】
ナルトの頭の中に響いて来た九喇嘛の声は、怒りを含ませた声に驚く。
『ク、ラマ・・・?』
【出せ、出さぬのなら俺が勝手に出るぞ】
そう言い終わると、ナルト返答など聞かずにナルトの身体がオレンジ色に包まれ、重低音を出し九喇嘛が建物を破壊しながら本来の姿で出てきた。
その光景に腰を抜かし、姿をみた里の者たちが騒ぎ綱手の耳に入り、何事かと騒ぎ始める。
【貴様ら若造は、俺の存在を忘れていやがる。俺の爪の鑢として使ってやろうか・・・?】
九喇嘛の声は里中に響き渡り、前足がゆっくりと動き、ナルトを戒める縄を軽く引っ掻いただけで簡単に解けた。
腰を抜かした者たちは動く事も出来ずにただ震えるだけだった。
「ナルトッ!!」
そこに現れたのは任務に帰還したシカマルと、シノ。
続いて現れたのは仲間達と綱手たち。
「まだ懲りてねえのが居やがったのか・・・」
我慢ならねえ。
シカマルの怒りは誰が見ても分かり、印を結んで伸びた影は彼らの首元へと伸びた。
シノの蟲達も彼らの身体に纏わりつき、チャクラを吸い取り始める。
【気を付けるんだな、ナルトに何かすればこいつ等が守り、俺はそいつらの命を喰ろうてやる】
『なに馬鹿な事言ってんだってばよっ!』
聞き捨てならない言葉にナルトは悲痛の表情を向けて怒鳴る。
【それが、俺の守り方だ。】
『だからって・・・っ』
頼むから自分を悪者にしないでくれ。
ナルトは九喇嘛の足に抱きついた。
何処を探しても、九尾である九喇嘛を倒せれる忍など居ない。
そうなればこの里、世界そのものが危うくなってしまうのだから。
『・・・馬鹿じゃねえの』
【お前に言われたくねえな・・・】
けっ、と吐き捨てて九喇嘛は消えていた。
ナルトは腹に手をあてて、ありがとう、と微笑みながら言葉にした。
九喇嘛の存在がよほど恐ろしかったのか、あの日からナルトは誰からも狙われる事は無くなり、ナルトは少しずつ笑顔が見られるようになった。
また、以前のような平和な里へと戻っていった。
[前へ][次へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!