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NARUTO
九 

奈良に買ってもらった服をきてナルトは出社して奈良を出迎えた。

「昨日のか、それ」

『はい、買って頂いた服です』

ありがとうございました。

静かに登り始めたエレベーターは社長室直結で、二人きり。

奈良はナルトの姿を見て、スリットに視線が止る。

「渦巻、ちょっと足前だして曲げてみろ」

『・・・こう、ですか?』

言われた通りにすると、ナルトが付けているガーターベルトがスリットの隙間から見えた。

「もういいぞ」

『はい。』


********

今日は会議などは無く、報告書や日程表などの書類を眺める事が多く、社長室にある応接セットでナルトは奈良の指示で支店に電話をかけたり文章の作成をしていた。

「・・・渦巻、経理部長呼んでくれ」

『はい。』

書類で顔は見えないが、声が低いことから何かあったのだとナルトは察した。

直ぐに経理部長が現れて、ナルトは飲み物の用意にその場から離れる。

「この見積もりおかしくないか?」

微かに聞こえてきた奈良の声に、ナルトは眉根が寄る。

大手になると不明金が出たり、不正に受け取る者もいる。奈良はそんな社員をどれだけ排除してきたことか。

若いから、というレベルでは無く、彼はそれほどの手腕をもち、切れる頭を持っている。

だからこそ奈良を尊敬する社員も多く、やり手だと他社からも言われる存在になっている。

「それとこの現場台帳と入金支払票の誤差はなんだ?」

「それは下請けの者が書いたものです」

「気になら無かったって事か」

冷たく重苦しい空気の中、ナルトは二人にお茶を出して一度自分のデスクに戻って仕事を始めた。

どうか雷が落ちませんように。

そう願いながら。

それから数分後には営業部長がきて飲み物を入れなおしたが、ピリピリとした空気がなんとも言えない。

それが開放されたのは一時間が過ぎた頃。

片付けに入ったナルトはまだ残っていたお茶を持つと、奈良のデスクから大きな音に驚いてスカートを濡らしてしまった。

『・・・あ。』

やっちゃった。

機嫌が悪いと顔を見なくても空気で感じとりながら、ナルトは濡れたスカートを布巾で拭く。

「濡らしたか?」

『すみません、手が滑ってしまいました。』

起ち上がると、近くに来ていた奈良がスカートに手を伸ばす。

「・・・冷たいので良かったな」

『それはいいのですが、、折角社長に買って頂いたスカートを汚してしまって・・・』

それが何よりもショックだった。

「そんなのいくらでも買ってやる」

『それはちょっと・・・遠慮します。』

だからそう言う言い方を止めて欲しい。

「お前が似合う物は、なんだって買ってやる」

『あの、そういうのは自分で買いたいです・・・』

ドラマや映画の世界でしか聞く事はないと思ったセリフを言われて、ナルトは戸惑う。

それが似合うのだから質が悪い。

「だろうな。」

『・・・すみません』

気持ちは嬉しいが、それではまるで・・・そう頭の中で思うと言葉が続かなかった。

指に髪の毛を絡ませながら撫でられ、眼鏡を取られる。

『メガネ、汚れていましたか・・・?』

「いや、邪魔なだけだ」

視界の幅が広まって、奈良を見上げるとそれをテーブルの上に置かれた。

「知ってたか、そのスカートお前が足を曲げる度にこれが見えてた事・・・」

『・・・え』

そこまで気付いていなかったナルトは、今までの行動を思い出す。

何度も飲み物を運び、膝を曲げたり身体を曲げていた事を。

かあ、と顔が赤くなって瞳がきょろきょろ動く。

「もう少し短かったら見えてたのかもな・・・」

ここ。尻に触れると、ナルトが持っていたトレーが揺れ、湯呑がぶつかって音が出る。

『これからは・・・気を付けます・・・っ!』

すう、と涼しくなったそこは、奈良に捲られてしまい丸出しになった。

下から上へと撫でられ、びくりと震える。

「それ、そこに置け」

『・・・っ、はい』

言われた通りテーブルに置くと、ナルトの身体の向きを変えてソファーに両膝を突かせた。

奈良に尻を向ける格好が何よりも恥ずかしく、耳の裏まで真っ赤になる。

「お前のこれが見える度にあいつらはちらちら見てたんだぞ」

『すっ、すみません・・・っ』

そんなに見えていたとは思っても見なくて、ナルトは明日から気を付けようと決めた。

「つぎは尻でもみせるか?」

『そのようなことはいたしませ・・・んあっ!』

ぬろり、と舐められる。

『な、なにを・・・っ』

「お仕置き、だろうな。」

ひゅっ、とナルトは血圧が一気に下がるのを感じた。

どくどくと胸が強く打たれ、喉がひりつく。

ソファーの背もたれに手を突き、尻を突きだし奈良がそこに触れる。

ナルトは羞恥に染まり強く瞼を閉じた。

かくかく震える太腿を撫でながらナルトの性器に触れる。

『・・・っ!!』

「――少し硬くなってるな」

くすりと笑われ、否定できない事に頭の中まで赤くなった感じがする。

下着の上から指先でつう、となぞられ小さな声が漏れ、ナルトは奥歯を噛み締めた。

『・・・っ、ふう・・・っ』

小さな刺激さえ今のナルトには辛い。

この仕事に着いてから、他人に触れられる事が無かったせいで尚更敏感になってしまう。

昂ぶり始めたナルトの性器は下着を濡らし始め、布がぴん、と張っていく。

『もう、やめてください・・・っ』

「聞くと思うか・・・?」

思わない。奈良の楽しそうな声を聴いてナルトは素直に感じた。


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あきゅろす。
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