NARUTO
微妙な癖R18
ナルトには無意識にしてしまう癖がある。それを何度となく恋人であるシカマルに注意をされるが、覚えられる訳もなく、今日もまたやってしまった。
『あっ、ああ・・・やだ、つよくす、んうっ!』
肌と肌がぶつかり合い、そこから出る水音がいやらしく室内に響きナルトの耳にまで届く。
『・・・っ、く、いく・・・からぁ・・・あああっ!』
「・・・っ、締め付けんな・・・っ」
うっすらと浮かび上がった汗と高まった体温でシカマルから香る香油の匂い。
ぐっと近くなった二人の距離に、中に温かいものが注がれた時だった。
「──・・・足」
『・・・え、あ、きもちーからつい・・・っいてえ!!』
ぺちん、ナルトの尻が叩かれて気持ちの良い音が鳴った。
「それやめろって言ったよな?」
『・・・シカマルだって触る癖に』
自分勝手じゃんと、不満を言いながら唇を尖らせれば乳首を抓られる。
『い・・・っ、あっ!!』
「それとこれとじゃ違うだろ・・・あ?」
凄むシカマルにナルトは口端を引きつらせて笑う。
なんかこれやばくね?
危険な感じが伝わってきて無意識にナルトの腰が逃げた。
「なにやってんだ・・・お前少し分かれって」
『だっ、だって仕方が無いだろ、シカマルの尻気持ちーんだから!!』
「足でやる奴はお前が初めてだ!!」
『うわーお!シカマル君初たいけーん!』
ぱちぱち拍手するが、シカマルの言い方が気に入らなくて腹の中は苛々するナルト。
『みーんなお上品だったんですねー、ごーめんなさいねー』
手を付いて今度こそ中の物を抜こうと腰を引いたらシカマルががしりと肩を掴んだ。
「なにイラついてんだよ、馬鹿かお前・・・」
『馬鹿で結構、俺はどうせお前が抱いてきた中でどーしようもねーとかそんな感じだろ』
別に喧嘩がしたい訳でもないのに、そうなってしまうのがナルトは嫌だったが、感情が抑えきれない。
比べないで欲しかった。そんな事を言われると酷く気持ちが落ち込んでしまう。
「足の裏で尻触って何がいいんだ、俺はくすぐってーんだよ」
『・・・それぐらいいいじゃん』
足だけじゃなくてシカマルに触れられるなら何処でも好き。好きだから離れたくない。
すべてくっつけていたいから、ナルトは無意識にしてしまう。
「だから離れんなって、しつけー奴・・・」
『うるさい、俺は今猛烈に逃げなきゃいけない気がするんだってばよ・・・』
腰を引けば押し付けられて、微かに反応を見せ始めている互いの性器にナルトは誤魔化そうとする。
「あんなんで足りるか、まだ満足してねーんだよ」
『・・・お前本当に絶倫だな』
飽きれ顔で言葉にすれば、シカマルはナルトの先端の窪みに触れて指先を撫でまわした。
『・・・っ、んぅ・・・っ』
「誰かさんに惚れこんじまってるせいでな・・・」
責任とれ。ナルトの唇を塞ぎ舌先で上あごを撫でる。
ぴくりと反応するナルトはそれだけで熱が集中するのが分かった。
『あっ、あっ・・・も、ちゃんとうご、動けって、ば・・・っ』
ゆっくり中を刺激するシカマルにナルトはもどかしさで胸が一杯になっていた。
もっと強く、中を擦り付けてほしい。
「あんな言葉で腹立てやがって・・・馬鹿かお前は」
『う、るせーってば・・・っあ、あ!』
胸の尖りを強く抓まれて腰が浮いてしまう。
その反応にシカマルは両方刺激してやると、ナルトは高く甘い声を出した。
『や、あああっ!・・・だめ、いって・・・』
「好きだろ、嘘ばっか言ってんじゃねーよ」
これも好きなくせに、ナルトが何処を感じるのか知り尽くしているシカマルはこのやり取りが好きだった。
嫌だと言いながらも声を上げて感じているナルトが好きだった。
気持ち良すぎてそう言ってしまうのも、彼は分かっていながらついつい苛めてしまう。
『やだ、もうや・・・だしたい・・・んんっ!!』
「少しこらえ性っての持てって」
ナルトの性器を根元で強く握り締めて達しそうなのを邪魔するシカマル。
ナルトはいきたいのに、それが出来ないもどかしさに頭を振って呼吸が荒くなる。
『や、い、きた・・・手ぇやだあ・・・!』
おかしくなってしまうような快感に足がばたつき腰がゆれる。
「カラいきすればいいだろ、みせろその姿・・・」
『・・・っ、変態変態変態!・・・っいあああっ!』
罵るとシカマルは更に強く握り腰を強く打ち付ける。
我慢出来なくてナルトの手が性器の方に伸びて外そうとした。
「触ったら次は縛るからな、お前ごと」
邪魔しないよう両手足しばりつけてやる。
ぞわりとしてしまう事を平気な顔で言われナルトの目が丸くなる。
「・・・それとも、して欲しいか?」
『・・・っ、やだ・・・』
頭をぽーっとさせるような甘い響きで告げられたらナルトは何も上手く言い返せれない。
乱れた時間の時は、普段の声とは違いナルトを支配していく。
それが狡いとナルトは何時も感じて告げても彼はそれを止めようとはせず、寧ろ使い方を熟知していた。
自分が有利になるように駒を進めていくのが楽しい。
「・・・っ、ほら、腰うごかせって」
『あっ、ば・・・動かすな・・・よ』
「動かないからだろ」
シカマルの腹の上に乗せられナルトは動こうとするが、思うように動けない。
未だに射精する事は許されずシカマルの綺麗な髪紐でそこを縛られ濡らしていた。
がくがく震え力が入らず、自分を支えるのが精一杯だった。
「このまんまじゃ辛いだけじゃね?」
『だっ!・・・はずせ、よ・・・っ』
倒れ込んでシカマルの腹に自分の性器を擦り付ける。
「動かすの、こっちだろうが・・・」
『ひっ、ああああっ!!』
腰を掴まれ体勢を変えられると、激しく揺さぶられナルトの内部は強い締め付けをしながらカラいきした。
「――気持ちいいだろ?」
『う、あ・・・ああ・・・っ』
荒い息を吐きながらナルトはシカマルに視線を向ければ、額から流れる汗が妙に艶っぽくみえて胸がどきりとする。
『・・・ばか・・・』
「それかよ・・・」
くすくす笑ってシカマルは額に口づけをした。
それから瞼と頬、最後は唇に優しい口づけをしてナルトに付けた紐をいつ解いてやろうか考える。
またしないように強く、ナルトの身体に植え付けるように。
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