NARUTO
四
最後の球をカカシが取り、そのまま中で楽しむ彼は膝の上に跨り喘ぐナルトを流し見た。
『も、やだ、指、おれ・・・んあっ!』
ナルトの指は抜く事を許されず、彼のそれと共に刺激をしていた。
「良く覚えておきなよ、ナルトの良いところ・・・」
『やだ・・・自分でなんか、しなっ、したくない』
どうして?またそうやって気付いていながら知らない振りをするのだろうか。
本当に狡い大人だとカカシを見るナルトは、頭にきて言葉にする。
『先生がいない時そんなのして、欲しくなったらどうすだよ、どうする事もできないだろ。』
ここはカカシしか知らない。
カカシにしか許していない。
声を堪えて中にある彼の指を撫でつけた。
「そう・・・くるとはね・・・」
とんだ検討違いだった。苦笑を浮かべ額をくっつけて視線を重ねるカカシ。
「じゃあ、これは俺が楽しみたいから、でいいよね」
『・・・・・・』
そんな返し方あるか。こんなに変態性欲が強いとは思ってもみなかったナルトは、年上過ぎるのにこの時間はいつも疲れを知らないようなタフさがあるのが恐ろしく感じる時がある。
執拗に中を指で攻められ、しまいには邪魔になったのだろう、ナルトの指を抜き取りいやらしい滑る音が響く。
『そこ、だめ、て・・・いいから、だめ・・・っ!』
「気持ちいいなら、ダメじゃないって」
『や、あああっ!!』
ぐっ、と指の腹で押し付けると、声と共にびくびく身体を撥ねらせ、先端から白濁が飛んだ。
『だめ・・・いった、に・・・んっ!』
指先が去り腰を軽く持ち上げられると、丸く硬い感触が押し当てられる。
欲しいものを誘う収縮するそこに、彼の先端が擦りつけられた。
「これ、どうしてほしい?」
『ここ、なかに・・・先生、きて・・・』
埋められるのを待って脈打つそこに指をあて、彼の唇を舌先で舐める。
「やらしい顔だね、ナルト」
『だって、ほしい・・・んんっ』
ゆっくり擦り付けられ侵入してくるカカシの昂ぶりはたまらなく熱く、ナルトの身体がぞくぞくと震え、もどかしさに腰が揺すられた。
『あ、ああ・・・も、じらさない、で・・・』
すべて入っていないその感覚に、ナルトは急いた感覚に襲われ自分の体重でずるりと咥えこむ。
『お、きい・・・入っちゃた・・・んうっ!』
「・・・・・・っ」
ずるずると身体が滑り、ナルトはカカシの胸にべったりとくっつく。次いで腰を抱いた腕に奇妙な力が籠り、カカシが息をつめた気配がある。
『ど、したの?』
「どうしたも、こうしたも・・・まったく」
飽きれた声をだすカカシが身体を揺すり、その意識を飛ばそうとした。
『ああ、ん・・・そこ、もっと、して・・・っ』
喘がされ力の抜けた首が揺れる。上下に弾む身体は腰を軸にして複雑に動き、腰をうねらせた。
「そこって、どこ?」
『んぁあ、あ・・・ここ、これ、いい・・・っ』
跳ねるようにして内壁を叩く艶めかしいものが、ナルトを何処までも淫らにして、息を弾ませる。
「ふだんからそう・・・言え」
『あ、なっ、に・・・なんていっ、んああっ!』
普段から言わない大胆な言葉をぽろぽろ言われて、カカシも少し気分が荒れてしまう。
濡れたいやらしい音を立てている場所は、じんじんと疼きが喉まで這い上がってくる。
どろどろに溶けていく思考も恥らいも、なにもかも奪われていき、勝手に身体が揺れた。
「気持ちいい?」
『うっ、うん・・・きもち、い・・・っ』
喉の奥に何かが詰まった感覚に、問われてもうまく言葉に出来ない。ただ頷きながら悶えるばかり。
それを通らせる為に、尖りきった胸の先を舌先で舐め上げられ、甘く噛まれた。
『いあ、あああっ、噛むの、だめぇ・・・っ』
押し殺していたものは、無理やりに吐き出され悲鳴じみた声になる。
駄目と言いながらも動きに合わせて揺れる腰はなんなんだ、とカカシは瞳で笑う。
濡れた粘膜の擦れ合う感じがたまらなく、締め付け生々しい音と感触が互いを高ぶらせた。
『ああ、も、い・・・いく、い・・・やだ!』
誰が聞くか。強く打ち付け追い込んでいくカカシに、ナルトはそれをいやいやと頭を振るが、止まらない。
『や、だめ、いく、いっしょが、い・・・っ!』
「・・・・・・っ」
待ってはくれなかった愉悦は性器から迸り、同じものが低くうめいたカカシからも放たれ中をさらに熱くした。
『ど、しよう・・・ごめ、おれ・・・』
惑乱したまま涙を浮かばせ腰をうねらせる。
粘膜は疼き、痙攣をまだ繰り返したままナルトの腰は動く。
『ぬ、抜かないで・・・やっ、やめ、ないで』
「・・・・・・。」
いつも求めるのはカカシの方で、これは一体なんの夢なのだろうかと、彼は驚き声が出なかった。
『あ・・・でちゃう』
彼の白濁が伝い落ちる感覚さえ、今のナルトには感じてしまう。
「・・・大丈夫なの?」
『い、から・・・もっと、ちょうだい』
ほんとに、とんでもない子だ。
苦笑を浮かべたカカシだったが、言葉と裏腹にまた熱を持ち始め膨らむ。
『おっきく、なった・・・』
うれしい。微笑んだナルトに、カカシの中で何かがプツリと切れた。
「もう、しるか・・・」
こっちがもたない。抱きかかえたまま湯の中に入り、一度抜いて後ろから穿つと、ナルトは段差に掴まり喉を逸らす。
『ああっ!・・・お湯、入って・・・んんー・・・っ』
お湯が撥ね、彼のものとそれが入り混じり圧迫され、苦しいと啜り泣く。
腰を掴んでいたカカシは、するりと手を下げ双丘を左右に広げた。
「ナルトの恥ずかしいところ、丸見え・・・」
『やだ、みないで、やだぁ・・・』
カカシに開かれる場所を視線でも犯された。
辱めるような言葉を言われてひどいとなじりながら、いやらしく揺れる腰。
ぎりぎりまで引き抜くと、お湯が中から溢れでて自身のの吐き出したものまでもがでてくる。
そのまま何もしないでいると、ねだるようにナルトの腰が後を追うようにカカシのを飲み込んでいく。
『ふぅ、あ、あっ、ぞくぞく、する・・・っ』
身体を震わせ頬を染めるナルト。この入ってくる感覚がたまらなく好きなのだ。
何度も彼のを締め付け、感触を楽しんでいると、尻を叩かれた。
『いた、あ・・・っ』
「なに、一人で楽しんでんの?」
『だって、我慢できない・・・』
この胸の苦しさも、喉がひりつく感じも酷くて。
なんのために温泉の中に入ったのだろうか。
さっきからナルトにしてやられてる感がしてならないカカシは、こういうのも悪くはないと口元を笑わせた。
「我慢、しなくていいんだもんね・・・」
忘れてたよ。段差の上にあがらせて、抜かないまま体勢を変えてナルトの足を持つように告げた。
「ここも、とろとろだったんだ・・・」
『んあっ!』
先端を指先で押し付け、粘液を周りに塗りつける。あまり触れられていなかったそこは、待ちわびていたと彼に知らせるよう、とろりと溢れる。
両方の刺激は空に向かって放たれる自分の嬌声が淫らだと身体を熱くした。
『ちょ、それ・・・あああっ!』
揺さぶられきつく胸に吸い付かれ、揚句には叱るように性器をきつく締められる。
『やだやだ、またいっ、いっちゃ・・・』
「沢山いけばいいよ・・」
いくらでも、欲しいのならば。
この愛おしい者に沢山の愛と抱擁と愛撫を捧げよう。
抜け出せれないよう、自分を植え付け離れないように。
『もう、だめ、でる・・・っ、あああっ!!』
しつこく揺らされているうちに、離さないでと泣いていたのが、もう許して欲しいと告げるまでそれは終わらない。
カカシはその肌を濡らしながら火照らせる行為をやめる事はしなかった。
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