NARUTO
二
今日は休暇だったのにばーちゃんの鳥に呼ばれて行ったら、工事していた大工達が怪我をして人員不足になり、尚且つ期日も迫っていて間に合わない。
とか言われた。
俺の影分身が何故か便利化していないだろうか?
てか、なんで俺・・・
『重労働任務多過ぎだからーっ!』
ふん!木材の束を肩に担いで足場を歩く。
あちこちにナルトの影分身達が汗水流しながら頑張っている。
「悪いなぁ、ナルトに負担かけちまって」
『いいってばよ、早く終わらせてゆっくり休むから。』
怪我の原因も疲れがあるんだろう。
ナルトもまた後で疲労感に襲われるのを知って。
『・・・腹、へったぁー・・・』
定食屋のテーブルに突っ伏すナルト。
頭から爪先まで木屑や土がついている。
影分身を出した数だけチャクラの消費量も多くなるが、期日前云々よりも職人達が休めれる時間を造りたくて大量にだした。
当然自分も働いている訳で、疲労感は半端なくて、眠たい。
昼休みのほかに休憩時間まで働いてた時、ナルトは頭から水を被った。
『やべー・・・ねみぃ・・・』
あと少しで終わる。そうしたら真っ先に風呂入って寝よう。とにかく寝る。
頭についた水滴を払って頬を数回叩いた。
「ナルト大丈夫か?」
『大丈夫大丈夫!あと少しだしさ!』
にっかり笑って返す。
弱音を吐けば楽に帰らせてくれるのを分かっていたから。
みんな辛いのに頑張っている姿をみて、言いたくは無かった。
「ナルトのお陰で随分進んで助かったし、久し振りに休み取れるようになった。」
ありがとうよ。肩を叩き安堵の表情を浮かべる親方に、ナルトは嬉しくて笑う。
『ならもう少し休み作れるよう頑張るってばよ!』
「もう無理すんなって!」
これでいいから。ナルトはまた印を結んで影分身を出した。
『仕上がるぐらいの勢いでやるってばよっ!』
現場に駆け出す姿を目にする親方は笑う。
「一番辛い癖に無理しやがってよ・・・若いのに負けてられっか!」
やるぞお前ら!親方の激が飛ぶと、皆が立ち上がりくすくす笑った。
「ナルト引き抜きたいもんだな」
「終わって元気だったら飯連れてってやんねえとな」
腰袋をつけて作業にとりかかった。
順調に作業が終わり、ナルトは顔を洗い夕食に誘われたがどうしても風呂に入りたくて遅れてから参加する事にした。
『腹へったー・・・でもねみぃ・・・』
腹をさすりながら居酒屋へ行くとシカマル達がいた。
どうしてか胸の鼓動がおかしかった。
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