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NARUTO
日記

今日は他の里から盗まれた密書の奪還任務で、罠が凄かった。

里に帰るとキバと赤丸と会って、フサフサな赤丸と戯れた。

赤丸はなんであんなに毛並みがいいんだろう。

報告が終わって廊下でシカマルと会った。

なんでかしらないけど緊張した。


だんっ、とテーブルに強く叩き付けられたグラス。

『・・・っ、あーっ!これで八杯目か』

服の袖で口元を拭うと、呆れた声がかかる。

「ペースはやくね?」

『いやーだって今日の任務スゲー腹立ったんだってばよ!』

注文をしてからホルモンを食べるナルト。

「何かあったのか?」

自分のペースを崩さず飲み食いするシカマルに問い掛けられて、ナルトは首を捻る。

『なんかさー・・・罠があってよ、そんで俺の大事な影分身達が悉くやられる訳よ・・・』

思い出してきてナルトの眉間には深い皺がよる。

空いた皿を隅にやってまたホルモンを注文すれば、頼んだ酒が届いた。

『研究所だったし、むかついて一部壊しちまった。』


「そんなんで壊すなっ!」

馬鹿めっ!キバの手が頭を叩く。


『おま、いてえ!てか知らないからそう言うんだろうけど、俺の影分身へんなゼリーにやられたんだよ!』


「変なゼリー?」

不思議顔を浮かべるキバだが、そこにチョウジの声がかかる。


「ナルト、カルビ出来たよ」

『おー!カルビカルビ!』

ぱくり。迷うことなく差し出された肉に食べつく。

柔らかな肉にナルトの表情は緩んだ。

『うまーい・・・』

焼き肉奉行のチョウジが焼いた焼き肉は良いタイミングで食べさせてくれる。

「つーかそのゼリーってなんだ!」

気まずい表情を浮かべグラスを握った。

『あー・・・なんかさー・・・こう・・・まさぐられた?』

し・・・ん。反応なんて分かりきっていたナルトは酒を飲む。

『ドロドロしてたのに形が変わって・・・うー、さぶっ!』

身震いがして己の肩を抱く。

直接被害は無いにしろ、思い出しただけで顔が青ざめる。

グラスを取りナルトは喉を慣らしながら一気に酒を半分まで呑んだ。

「それ、綱手様には言ったのか?」

『言った。影から入ってきた情報も伝えたし・・・ただ、カツユの方が可愛いって言ってたけど。』

どんなゼリーよ。一人呟くとシカマルは考え、キバは首を捻り、チョウジから焼けたホルモンをもらった。

「・・・一部破壊したならその媒体が付着してる事もあるんじゃないのか?」

ぽつりと告げたシカマルの言葉にナルトは一気に顔を青ざめる。

『けど風呂入った・・・っ』

ぞわりとしてナルトは上着を脱ぐ。

『ぞわってした!いまゾワッてし・・・っ』

「落ち着けナルト!」

涙目になりながらシャツを脱ごうとすれば腕をシカマルに掴まれ宥められる。


『やだ!背中ゾワッてしたってばっ!』

ぶんぶん掴まれてる腕を揺すって外そうとすると、隣にいたキバもナルトを押さえた。

「ただの身震いだから大丈夫だって!」

『そんなの分かんないってばっ!』

やだやだ、と子供のように足踏みするナルトに、チョウジが声をかける。


「ナルト、ほらカルビだよ。」

『くうっ!』

チョウジに食べさせてもらって、少し落ち着いたナルト。

悪寒のようなものが無くなり、ナルトも気にする事もなくなり一日が終わった。



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あきゅろす。
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