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NARUTO


中にも入れられたローションのお陰か指はすんなり入り、痛がる様子を見せないナルト。

痛みは無いにしろ、中に留まっている物が外に出そうで、シカマルの指を締め付けてしまった。

「・・・締め付けんな」

『だって、出ちゃうし・・・』

ソファー汚れる。潤んだ瞳で恥ずかしげに告げればくすりと笑われる。

「んなの心配するなって」

汚れるんだし。指をぐいっと押し上げると、ナルトな膝が揺れ動く。

「・・・痛かったか?」

『いや、何でもない・・・よ?』

徐々に顔を逸らせる姿に彼の口角があがり瞳が細まる。

「なら、いい。」

強めに押し上げると、息を潜む声がしてそこを揺すった。

『うっ、あ、あぁっ!』

ぞくぞく、と背にはしり目を瞠る。

場所が分かればシカマルは場所をずらして中を広げた。

「いまの、いい所な?」

『男にそんなの・・・あったんだ』

手の甲を口元に当ててナルトは視線をさ迷わせる。

広すぎる室内と豪華な家具が置かれていて、ちらりと窓を見れば恥ずかしい自分の裸体。

きゅっ、と瞼をつむり遮断した。

「・・・ナルト」

『・・・っ、なに?』

不意によばれ見ると唇が重なった。

それを受け入れるように首に手を回し舌を搦め取る。

「・・・ふっ」

頬を染め閉じた睫毛は濡れていて、遠慮がちに舌を動かすナルト。

これすらも満足に知らないと分かれば、シカマルの瞳は楽しい物をみつけたようなそれになる。

「・・・こんなんじゃ満足しねぇよ」

『まん・・・んぅっ!ふぁ、んっ』

深く入りナルトの舌全体を舐め、上あごを舐め上げた。

止まっていた指はもう一本増やし、ナルトのいい所を刺激する。

『あっ、あ・・・んんっ、ふ・・・ああっ!』

キスの息苦しさや送られる快感にナルトは顔を逸らし喘ぐ。

再び自己主張を始めた自身は、彼に知らせようとひくひく動いた。

「また硬くなってきたな・・・」

シカマルの指がそこへ絡み付き指でこね回す。

『っあ、んん、や・・・っ』

腰が揺れ埋め込んだ指を中で大きく動かす。

ぐりっと内壁を抉られ、高い声をあげた。

『や、あぁぁっ!』

「ここ、いいだろ?」

『わかっ、ん・・・な、あっ・・・やだ・・・っ』

ゆっくりとした抜き差しに、入口が締まる。

締め付けがきつくなるとまた、ぐるりと掻き回された。

その繰り返しに内部がひくひくと小刻みに震えている。

熱を持ってきた粘膜を、ナルトはもっと確かなもので擦って欲しくなった。

『も、やだ・・・っ』

「なにが嫌なんだ」

耳元で唆すように尋ねれば、おずおずと唇を動かす。

『・・・指、やだ・・・』

「なにがいい?」

これか、とシカマルの高ぶりを押し付ければきゅう、と締め付け腰が揺れる。

『シカマルの、ちょうだい・・・っ』

恥ずかしい言葉を口にすると、良く言えたというように口づけられる。

「俺の首に掴まってろ」

言われた通りシカマルの首にしがみついた直後、腰を持ち上げられる。

開いた脚の間に熱いものが触れ、ゆっくり押し入ってきた。

『ん、んん・・・っ』

シカマルの腰が前後に揺れ、それが艶めかしく見えてナルトは胸を高鳴らせる。

少しずつ硬いもので内部を擦られ、快感が押し寄せてきた。

「中、きついな・・・」
『シカマル・・・い、たい?』

見上げた彼は、顰めた表情に強烈な艶が添えられて、きゅんとした。

「それ、ナルトだろ」

低い声で摘むがれぞくりとした。

不意打ちのように腰を突き上げられ不規則なリズムで揺らぐ。

『あっ、あっ・・・ああっ!』

「・・・悪い」

余裕がねえ、とそんな事を苦しげな声で告げた。

『あ、やっ!なっ、あ、ああっ!』

息もつかせないような勢いでシカマルが激しく蠢いている。

そんな苦しげな表情でさえ、卑猥に見えた。

「・・・くそ・・・」

息を吐き唇から漏れた苛ついたような声に、胸がときめいた。

自分の身体で欲情し、快楽を貪ろうとするシカマルの姿は

ナルトをたまらないような気持ちにさせた。

『・・・っ、あ、シカッ、マ・・・っあ、きもち、い・・・?』

「・・・・・・ああ」

きれぎれの問いに熱い吐息で耳元に返されて、背中がざわめいた。

きゅんと窄まり、短く儚い溜息をシカマルが漏らす。

「ナルト・・・」

『あぁ、あっ・・・あぁぁっ!』

激しく揺する律動に広い背中に腕を回してしがみつく。

それ以上の力で抱きしめられ、陶酔感が満たされていく。

『あっ、まっ、て・・・だめ・・・っ』

とろとろと快楽に溶けていく体を感じながら、胸は高鳴り腰つきは淫蕩にうねりはじめる。

「ーー・・・またねえ」

身もだえながら淫らに動く身体は止まらない。

啜り泣いたナルトは震える声で哀願する。

『いっちゃう・・・からぁっ!』

「・・・いっちまえ」

笑みを含んだ声で告げたシカマルは、乱れて堕ちるナルトに瞳を眇めた。

そのきつい視線にさえ震え上がった身体は、すべてを飲み込みたいと言うように収縮する。

『あ、なか・・・なんで・・・』

惑乱したまま感じた事を告げ、シカマルは短い息をついた後、腰をそのまま強く押し込んだ。

『ふあっ!あ、ああ、やだ、てば・・・ああっ!』

互いの体液とローションに濡れた中は、恥ずかしいような音を立てている。

忙しなく獣めいた吐息に耳をくすぐられ、喉奥で呻くシカマルの声に締め付けてしまった。

「く・・・っ、そ」

『やっ、あっ、ああぁ、ん・・・っあ』

ナルトの高い掠れて震える悲鳴と、溢れるほど中に注がれた瞬間、熱い粘った体液が外にも吐き出された。

『ふ、う・・・っ』

ばくばくする鼓動の激しさを感じるナルト。余韻を長引かせるように身体を揺らしてくるシカマル。

『あ、まって・・・っ』

身体を繋げたまま膝に座らせられ、奥がまたざわざわとうごめく。

『だめ、てば・・・でちゃ、う・・・』

言いながらも甘えるように胸に擦り付ける額。シカマルの声が問い掛けてくる。

「・・・・・・もっとか?」

とろりとしてしまうような優しい低い声に唆されて、ナルトは身体をくっつけた。

『ん・・・もっと、して・・・んっ』

甘ったれた響きで呟いた瞬間、両方の胸を引っ掻かれる。

意地悪に動かないシカマルに、ゆるゆる腰を揺すらせた。




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