NARUTO
四
濡れた音が響いて、合間に細く切れ切れの甘い声が混じる。
胸を喘がせれば、下肢の奥へと粘ったものではなく、硬いものがひたり、とあたりびくつくナルトにカカシは、ひそめた卑猥な声で問い掛けてきた。
「寂しくならないよう、飴食べさせてあげるね」
『あ、そ・・・うそ、だろ・・・っ』
ゆっくりと差し込まれたそれは、今までに知らない感覚だった。
『ふっ・・・ひど、ひ・・・どい』
「ひどくないでしょ。入れてって言ったのはお前だろ。解してる間寂しくならないようにしてるんだぞ」
いつものように肌を撫でて
身体を和らげる愛撫を拒み
ﾞ早くﾞと告げたのは自分だと気付かせるために。
けれどそれはカカシとしっかり繋がりあいたかったからで、こんな風に弄られるのを望んでいた訳ではない。
「もしかして足りない？」
『いら、いらな・・・ふぁっ！』
新たに追加され、尚且つ指も入り先ほどからすれば倍ほどにも感じる感触で
びくりと震える腰がシーツから浮き上がる。
濡れそぼった性器をカカシに向かって突き上げるような体勢は、ナルトにひどい羞恥を覚えさせ、腰の奥で動く指がその身体を大人しくさせない。
「飴、沢山いれたらどうなるかな」
『えっ?!あああああ・・・っ！』
また小さな飴を入れれば指を動かして、中の飴を散らかした。
カカシは業と良い場所に飴を持って行き擦りあわせた。
何時もと違うものにナルトは怯えもするが異物感と快楽だけを享受することに夢中になってしまった。
「あー・・・中が熱いから飴溶けるの早いね」
『・・・っ、や・・・ひあぁぁっ！』
聞こえるよう粘着質な音を立てﾞ溢れてきたﾞと、指を引き抜きナルトの目の前でいやらしく指を舐めた。
そんな動きや言葉でさえ、艶っぽく見えてしまう事に、ナルトは見とれてしまった。
恥ずかしくて目を逸らしたい事なのに、今日に限ってナルトはカカシの手を握った。
「どうしたの？」
『もう、おれ・・・せんせ、の、欲し・・・っ』
いまのナルトとしては精一杯の言葉で、カカシの手を強く握った。
何も言わないカカシに期待と不安に押し潰されそうになり、撤回した方がいいと考えたナルト。
『カ・・・カカシ先生、あの、──っ、痛！』
もういいから、と告げるつもりでそっと、手を離して避けようとした。
けれど叶わず骨が軋むほどに抱きしめられナルトは短い悲鳴をあげる。
『あ、あの・・・カカシ先生？』
「ーー・・・ナルト」
きつく抱きすくめ、頬を擦り寄せ甘くひそめた声で名前を呼ぶ。
「初めて誘ったね」
しかもこういう可愛い誘われ方されるなんて。
と告げるカカシにナルトは思わず目を丸くする。
今日の自分は何もかも初めての事だと、きづかされた。
『きらい？そう言うの』
「まさか、大歓迎だけどね。」
腕を伸ばして、まだはだけてもいないカカシの脚の間を探る。
覚束ない指でカカシの前をくつろげ、触れた。
『ほしい、これ、ちょうだい』
「ばか、急かさないの。俺もいっぱいいっぱいなのよ」
膝を抱え、そこにカカシを押し当てられた瞬間だけで、もう達しそうになり、ナルトは指の皮を噛んで甘すぎる痛みを堪える。
『ふっ、ぁ・・・あぁ』
「・・・すご」
ずるっ、と大きなものが滑り込んできた瞬間、ナルトは甘ったるい声を上げて腰を震わせた。
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