NARUTO
素直に従うR18
お互い任務が忙しくすれ違いが続いた。
会えなくて苛立っているのは言うまでもなく
ナルトが中忍ならば多少違ったかもしれないが、カカシと同じ上忍へ早く上り詰めた。
『──・・・くそっ』
いい加減、足りねえ。
がりっ、と強く飴玉を噛み砕いた。
ナルトは早く任務を終わらせ、二日間の休みを貰った。
嬉しいはずなのに、喜べないのは
『いい加減会いてえよ、カカシ先生』
カカシが隣に居なければ、嬉しくない。
ナルトはテーブルに突っ伏した。
カカシの手料理も
カカシと一緒に過ごす時間も
カカシと一緒に眠りにつく事も
ナルトは今、カカシ不足に陥っていて苛立ったまま戦闘任務をやっても収まらず
早く終わってもカカシが居ない
苛立ちがまた募り、それを繰り返してた。
『──・・・限界だ。』
ナルトは立ち上がり部屋から出て行った。
疲れてるからとか、明日任務だからとかそんなの
そんなもの関係ない。
会いたいから会いに行くだけだ。
でないと寂しくて
寂しくて寂しくて潰されそうだから。
でも
迷惑だったら?
帰れと言われたら?
『ーー・・・っ』
涙がでそうだ。
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