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NARUTO



サスケはどうすれば良いのか分からず、取り敢えず今はこのままの方が良いだろうと思うが


ナルトの熱が服から通して肌に伝わり、汗と着替えもやらないとならないと一人考えた。


「ナルト、汗拭くから待ってろ」


『やだって言ってんじゃん・・・っ』


ぎゅっと手をナルトなりに強く握ったが、余り変わらず。


サスケは嘆息を零してから額当てを外して、ナルトの首筋に付けた。


「少しこれで我慢してろ」


『むー・・・っ』


ひやりと伝わる冷たさは、手よりも良かったが直ぐに温くなる。


サスケは着替え一式と、身体を拭く用意をしていた。


こんこん、と窓から音がなり首だけを向けた。

『・・・なに』


良く見れば里内で使う伝達鳥で、ナルトは小さな紙を解く。

数回撫でてやると鳥は羽ばたいていった。

『サスケ』


「あ?」


『手紙』


はい、と渡すとサスケは持っていたタオルをナルトの顔に付けた。


冷たくなくてナルトは顔を顰め、サスケは手紙をボッ、と燃やした。


「ぬがすぞ」


『は?ヤに決まってんだろ』


シャツを脱がそうとしたサスケの手をペチリと叩き、身体を丸めるナルト。


「今更なにバカな事言ってんだ」


『とっ、年頃の肌と裸をみ・・・「つべこべ言ってんじゃねぇウスラトンカチ!」ぎゃーっ!』


話している途中にサスケがナルトの身体を押し倒し、脱がしにかかった。



『サスケやだって・・・や、ひぃっ!?』


「その口塞がれてえのか」


『脱がされるのもやだ!』


凄みを効かせて低い声でナルトを脅したが、熱のせいで涙腺が弱いのか涙がぽろぽろ流れ


震える身体で嫌だと見上げて言われれば、ぴしりと固まるサスケ。


『お、俺シャワーにするから大丈夫・・・だ・・・っ』


「なら入れてやる。倒れるぞ、お前。」


『ひっ、卑猥な事言うなってばぁっ!』


逃げられないからせめてもと思ったのか、身体をよじって両手で顔を隠した。


「お前・・・同性相手に何言ってんだ」


『じゃあその顔なんなんだってんだよ!』


怒鳴り過ぎて目眩に襲われたナルト。


チャンスとばかりに服を脱がし、タオルを絞った。


薄暗くてもわかるきめ細かな肌。


無駄な肉も無ければ筋肉すらない。


下着だけなのに艶めかしく、その気にさせられてしまう。


『頭いた・・・なななななっ、何やって・・・っ』


羞恥にかられ口をぱくつかせるが、サスケは手を止めない。


「騒いだらキスするからな」


『そこまでしなくていいって!』


吹いてもらうとか本当に恥ずかしくて逃げ出したくなっていた。




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