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NARUTO



食事が終わった時には、雨が酷くなっていた。


濡れたらまたシャワーを浴びればいいだけだから、走る必要も無いだろう。


シカマルに似ていると、良く言われるようになったナルト。


子供時代頑張ったから丁度いいと本人は軽く思っているが、まだ18歳。


子供っぽい顔付きはカッコイイ綺麗さが表れていた。


『お菓子買ってくかなー』


雨に濡れながらコンビニへ入って、色々と選んでいく。



【ナルトずぶ濡れじゃーん】


『んー、どうせ濡れるからいっかなーって。』


そう告げると、深夜番の店員の肩にかけていたタオルでナルトの頭を拭いてやる。


『いーってばよ、拭かなくてもー』


【お前疲れと眠気あるとそんな話し方だよなー】


『うるさいです。ささっとピッピしろよーい』


【はいはい。】


むすーっとした顔で店員に告げるも、苦笑され尚且つタオルはやると言われた。


【傘持ってけ】


『えーっ、超めんどくさ・・・持って行かせて頂きます。』


いらないと言おうとしたら、思い切り凄まれ尚且つ手には手裏剣の束を持って構えていた。


【最初っから素直にそう言ってりゃあいいんだよ、ボケ。】


『すいませんっしたー!』


この兄ちゃん普段穏やかだけど、怒らせたらコエーコエー。


有り難く傘を借りて家路へ向かった。


濡れた服は洗濯カゴへ入れ、シャワーが面倒になり簡単に頭を拭いてから眠った。




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