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NARUTO



卵が寒がらないようタオルに包んでシャツの中へ入れた。


「ちょっと待て・・・それだと落ちねぇか?」


『・・・裁縫出来ない。』


シカマルの言葉に頬を膨らませふて腐れた声で伝える。


まぁ、だろうな。と言われムッとするが、シカマルの顔が優しい顔をしていたせいですぐに払拭された。


「お前、恋愛もしねぇの?」


『──・・・さぁね』


お前に恋しちゃってます、だなんて言えるか。


『シカマルはどうだってば、噂じゃ我愛羅姉ちゃんって聞いてるけど。』


今でも胸がチクチクする。


「噂だろ。俺好きな奴違うし」


『そっか、ちがったのか・・・』


笑えねえ・・・胸が苦しくて痛い。


知らない奴とか、やだ。


涙、出そう。


『うっし、俺もう寝るってば・・・よっ!』


ぴょん、と立ち上がって零れそうになった涙が零れないよう月を見上げた。


『おーおー、月綺麗!』


「──・・・ナルト」


『あー?』


誰が振り向くか。

振り向いたら泣きそうなのバレるだろ。


「あ、ナルト卵落としてるぞ」


『なにぃ?!大事な卵ど・・・っむ!?』


シカマルのいる方に振り向いたナルトは、両頬を捕まれそのまま唇が合わさった。


『・・・っ、何してんの、お前。』


「お前軽すぎ」


『軽くて悪かったな!おやすみ!』


枕元に立ってやる!


よくもよくも・・・っ


俺からすれば辛い事だ。


『・・・っくしょ』


事故でも

いくら事故でも胸がどきどきするのは好きだからしょうがない


次会ったら蹴ってやる。





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あきゅろす。
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