クライトの非日常的な日常 木乃香とのおしゃべり? 気付いたら白い病室みたいな部屋に居た。 木『目ぇ覚めた?ウチの事わかる!?』 …一瞬考えて ク『木乃香か…、俺どうなったんだ?確かお前と話してたらいきなり頭に激痛が…』 木『クライト君ほんとごめんなさい、ウチクライト君の事トンカチで殴ってしもたみたいなんや…誤って済む問題やないけどほんとごめん』 どういうことだ…?殴ってしまったならわかる、明らかな殺意があるからだ、だが殴ってしまったみたい? ク『殴ってしまったみたいってどういう意味だ?殴る気はなかったのに殴ったのか?』 木『ウチ感情のコントロール苦手で驚いたりすると無意識にトンカチ振るう癖あるらしいんよ…急に男の子に手ぇ握られて動揺してしもて…(泣)ごめんな…』 女に泣かれて怒鳴り散らせる程俺も腐ってはいない。 ク『あぁ泣くな怒っちゃいないからなっ』(むしろ逆の立場に) 木『許してくれるん?』 ク『泣かないならな…』(女の涙にこんな動揺させられるとは) 木『ありがとう、クライト君』 泣きやんで礼を言う彼女をみながら内心この危険で世間知らずの少女に関わりを持ってしまった我が身の不幸を呪うクライトだった [前へ][次へ] [戻る] |