クライトの非日常的な日常 帰って来た男…A(クラ) 目を開くと周りには見慣れた学園の風景… クラ『2〜3日離れただけで懐かしく感じるものだな…』 ふと呟き自分で苦笑する、もうここに居場所は無い… ?『あれ?クライトッスか?』 聞き覚えのある声… クラ『カモミール…』 カモ『何時の間に帰ってたんすか?任務完了すか?いや〜学園でも大変だったんすよ〜?』 早く消えてくれ…さもないと… クラ『…早く…消えろ』 クライトがぼそりと呟く カモ『クライト…機嫌悪そうすね〜、八つ当たりは良くないっすよ』 クラ『消えろーー』 叫びと共に腕を振るうと学園の中央にある噴水に向かい黒い線が地を砕きながら走る ゴガァ 派手な音と同時に砕け散る噴水、事態を察知した生徒が悲鳴をあげ逃げて行く カモ『クライトッな…何したんすか…?』 クラ『…勇気の代わりにお前が来てくれれば良いかもな…』 クライトが残虐な笑みを浮かべた 慌てて跳びす去るカモミール クラ『痛みは無い…妹の為に俺の剣の餌食となれ…』 クライトの放つ異様な気配に足が動かなくなるカモミール カモ『うぅ…あ…』 カモミールにクライトは剣を振り下ろした… …続 [前へ][次へ] [戻る] |