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クライトの非日常的な日常
白い天井を見上げ…
俺が意識を取り戻したのは保健室だった。ベッドの脇には木乃香と一緒にさっきの少女がいた。
木『目ぇ覚めた!?大丈夫なん?』
ク『あぁ、なんとか大丈夫だ…さっそく事情の説明を願いたい。鳴滝…』随分前に木乃香に教えられた名前を思い出す。
風『僕は風香、鳴滝 風香だよ、クライト…だよね?』向こうも俺を知ってるらしい、初顔合わせのはずだが?
風『ごめんね、二人で難しい話してるみたいだったから声掛けづらくて…』(声掛けづらくて毒盛るか…)
木『ゆうてくれればいつでも話入ってくれてかまへんかったのに』
風香は気まずそうな様子だ、
ク『まぁ毒は中和してもらったようだしこれ以上追求しても仕方ない、もう良いだろ。』
そう言って立ち上がると木乃香はとんでもない事は言った。
木『そやクライト君良うなったらお仕事あるんやけど風ちゃんも一緒行かへん?』
風『でも…あんな迷惑かけたのに』
木『クライト君もう怒ってへんし大丈夫やよ なっクライト君!』
(俺が断ったら俺一人悪者じゃねぇか!くそっ、俺の断りにくい状況に話持ってったな)胸の中で毒づいて笑顔で、
ク『来たいならくればいい、俺はかまわん』
誘ってしまった…

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あきゅろす。
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