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クライトの非日常的な日常
図書室の罠(後編)
机に突っ伏したまま、呻く俺を見て悲鳴をあげる木乃香。
ク(こいつがこんな真似する理由が思い当たらん…とすると他の生徒か…何の目的だ?…まさかあいつか…)周りを見回してもそれらしい人影は無い。木乃香は他の生徒に教師を呼ぶよう頼んでいるようだ。背後から声をかけられ一瞬木乃香が来たかと思ったが視界の端に木乃香はいる。そんな訳無い。そいつは一言、?『ごめん、ほんとはそんな強い薬使う気は無かったんだこの薬嗅いで、目が覚めたら良くなってるから…』どうやらこの毒を持った犯人らしい。振り向いて顔を見た瞬間顔に布被せられ意識を失った。一瞬みえた顔は確か木乃香と一緒に転校して来たスカウト科の生徒の顔だった。
薄れゆく意識の中また厄介な奴が増えたと思ったクライトだった…

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あきゅろす。
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