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敵か味方か



カイ「あー…大変な事になったな…」


カイはクィルの町の入り口付近をふらふら歩いていた…


するとクィルの町人達の話が耳に入ってきた。


クィルの町人1「そういえば指名手配犯が出たって話聞いた?


捕まえたら10000§もらえるんだって!

しかも!この町の方に向かってきてるって噂だよ!」


クィルの町人2「え、ホントに!?その指名手配の人なんて名前なの?」


クィルの町人1「えーと・・・カイだっけ?金髪だからすぐに分かるらしいよ!」


カイ「え…?」


カイはその場で硬直した…


カイ(俺、指名手配犯にされてんのかよ!?やべぇ・・・!!


やべぇやべぇやべぇやべぇぇぇぇ)←フリーズ


その後1時間ぐらい硬直したまま動けないでいると、


カイのことを心配してかこの町の門番の兵士が話しかけて来た。


兵士「おーい…お前どうした?病気ならすぐそこの病院で…


ってお前は!指名手配犯のカイ!?」


カイ(は…しまった!ばれた!!)


兵士「おいみんな!ここに10000§の賞金が懸かった指名手配犯がいるぞ!」


クィルの町人「何!?よしこいつを捕まえたら…!」


カイ「囲まれたか…!戦うしかないか…」



そう言ってカイは剣を取り出し構えた。


カイ(1、2、3、4…17人か・・・まずいな…)


兵士「そっちがこないならこっちから行くぞ!」


カイ「!…龍神剣!!」


そう言うとカイは剣の白刃を上に向け兵士を上に切り上げ、


さらに浮いた兵士を突いた。


クィルの町人3「!…貴様!」


とその時…


???「多勢に無勢とはこの事だね…そこの金髪の!」


と、群衆の中にいたカイと同じぐらいの年齢に見える少年が、


カイのことを指差して言った。


???「めんどくせーけど、手伝ってやるよ!」


その瞬間巨大な斧を取り出して軽々と持ち上げ


クロゥ「俺の名前はクロゥだ!宜しくな!おりゃっ・・連・剛旋斧!」


と斧を何度も振り回して周りの人達を倒した。


カイ「す…すごい!」


その時… 「ドンッ…パタッ」


クロゥ「なっ・・・卑怯・・だ、ぞ・・・」


背後から近づいた1人の男がクロゥの後頭部を強打し気絶させてしまった。


カイ「何っ…!?」


と言ったその瞬間カイも後頭部を強打され気を失った。


クィルの町人4「よっしゃ!こいつ等を国に引き渡そう!」


―――謎は謎のまま、深まるばかり。


自分が危機にさらされていること、


知らない少年が、助けてくれたこと。


また、その少年が巻き込まれてしまったこと・・・


分かるのはそれだけ―――




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